小平は丸ポストの街
2024.3.30(土)
小平市 の自慢は東京23区内には合わせても4本しかない 丸ポスト を37本も残していること。
小平駅から1km ばかり北東の よしふじ に向う途中の東京街道にまず1本、何故か歩道より引っ込んだ場所に宅地にめり込むように設置されている。元々宅地内にあり、その後に外壁が構築されたものかな。
よしふじ を出て南に下る道にも1本ある。
そのちょい西側の都営団地の横の公園にまた1本。37本の所在地マップが頼りだが、当然全市内に点在するので全部はとても回れない。もっとも回っても変わり映えはしないだろう。
さらに南下して西武新宿線の線路の南側で農家や水車小屋などを復元展示する 小平ふるさと村 入口にもう1本、この建物は元々は近くの青梅街道沿いにあった郵便局舎を移設したもの。明治15年に地元の名主、小川家が自宅を改造して郵便局舎にしたって文化財だから? ポストも思い切り退色して古っちいもの。
ここいらはそもそも17世紀に郷士の小川九郎兵衛さんが幕府の許可を得て開拓したそうで、
1889年に7村が合併した際に小川村の「小」で「平」な地形だから小平と命名されたとか。
次は青梅街道に出て北西の小平駅方向に戻るともう1本。
最後は駅近の小平市民文化会館、ルネこだいら 前の巨大丸ポスト、巨大と言っても実用性を確保するためか高さは3m余だった。37本中の5本は小学校内などに保存されたもので使われてはいないが、残る32本は現役で1日に2回とかの回収があるようだった。
但し、流石にこの巨大ポストは私設であって、日本郵便の所有ではないらしい。因みに今風の普通のポストはこの日に歩いた道では2本だけ、地元の良い子がポストと言えば丸ポストだと勘違いして他所で恥をかくことがあるかもしれない。
そう言えば両国の 陸奥部屋 の前にはシブい丸ポストがあった。この色合いは特注の私設だからかと思われるけど、陸奥親方の定年でこの部屋も閉鎖され空き家になるらしい、さてどうなるんだろう。
随分前に撮った写真なので現存するかどうかは定かでありません。