● 譜読みが早い子に起こりやすい事。
船橋市金杉 御滝公園前ピアノ教室【本間音楽教室】本間由紀です。
昨日のブログに書いた事。
飲み込みが早い、すぐに出来る子の問題。
譜読みにほぼ苦労せず、直ぐに弾ける子。
お引越しでお教室を卒業した生徒がそうでした。
譜読みもパッと出来、初見でも両手で弾けました。
譜読みに必要な空間認知能力や必要な運動機能等の身体や脳の連携が良いのだと思います。
はじめは曲の進みも早く楽しく進められるのですが…
『直ぐに弾けてしまうので、家でも数回チャチャッと弾いて練習が終わってしまいます』
と、お母様からご相談された事もあります。
原因はなんでしょうか?
ピアノは好きでレッスン中も楽しく過ごしています。
直ぐに弾けてしまうから、深く曲を学ぶ事を嫌がったり、新しい曲に早く進みたい子もいます。
数をこなす事も勿論大切な事です。
パッと見て弾けているうちは楽しく進みます。
しかし進めばレベルが上がり、曲は難しくなっていきますね。
そうすると、今迄の様にパッと弾けなくなっていきます。
今迄の様に上手く行かない…練習し出来ない事を乗り越えた経験も少ないので嫌になる事もあります。
『もう弾けてるよ』
この曲の1番好きな所は?
綺麗に弾く為に片手ずつ丁寧に…等は後回しになる事が原因かと思います。
ちょっと難しい曲、憧れの曲、この曲弾いてみたいト思える曲が、変わるきっかけになる事もあります。
『あのお姉さんの弾いていた曲やってみたい』
『難しそうだけど弾いてみたい』
子供達のやってみたい気持ちって凄いパワーがあるので、頑張れます。頑張れた事で練習への向き合い方が変わる、綺麗に弾く事に興味を持つ事に繋がります。
ちょっとやったら出来ちゃう事は本当に凄い事ですが、舐めてしまう事にも繋がります。
『弾けているんだから丸だよ』
折角なら、弾けただけでなく音楽を奏でる楽しさも知って欲しいと思います。
本間音楽教室では【楽譜にある宝物】を見つける事、お家で作曲家について調べて来たり、曲の題名から色々と考えたりする事、知る事も大切な時間としてレッスンで取り上げています。