予告通り、
道場オフ会@銀座の
思い出話を語ります。
でも、一応このブログ
「業務」をネタにしているので、
出発前の慌ただしい段取りから
スタートとなります。
のんびりと、期待せずに
読み続けていただけると
ありがたいです。
さっさと「飲んで乱れる」トコを書いてほしいと希望するボタン
いえいえ、あくまで同業者との懇親を深めて・・グェッヘグファ
「来年、12月8日、みんなでまた集まろう。」
「平日らしいが、『この日』に集まろうじゃないか」
そう言っていたのは、たぶん五郎さんだった。
開業し、しがみつくように業務を覚えている僕らが、
平日にホイホイと集まるのは大変かもしれない、と
誰もが思ったに違いないけれども、
文句を言う人は誰もいなかった。
「その日」が、「あの日」だったということを
僕たちが知らされたのは、もう何日も経ってからだった。
これから1年、がんばって、がんばって、
「がんばったよ」と報告できるまでがんばれたなら、
平日だろうが、きっと胸を張って参加しよう、
そんなふうに考えた日から、11ケ月が過ぎていた。
「予定通り、12月8日に東京でオフ会を開きます」
と、facebookのイベント招待を送ってきたのは、
やっぱり五郎さんだった。
◇
心の準備として、この日は空けておこう、と思っても、
依頼人あってのこの仕事は、思ったより先が見えない。
車の登録なんて、今日、電話があって明日仕事、なんて
そんなペースでの依頼が当り前だ。
スケジュールを立てられるなら立てておきたいけれど、
いわゆる「飛び込み」の仕事ばかりのようなものだ。
そんなわけで、
1カ月前に「参加表明」を連絡したものの、
実際にどうやって参加するかは、自分でも見えない。
しかたがないから、新幹線は自由席だけ買っておく。
ホテルは、ギリギリまで待ったらうまいトコが空いてなくて、
急遽、都会暮らしが長い弟に連絡して、宿を訊いた。
あとは、当日の電話を携帯に転送して、と、
そんな感じで、その日が近づいてくると
なんとなくいろいろな意味でドキドキしていた。
まあ、行ってしまえば、あとは野となれ山となれ、だ。
そんな開き直りにも似た心境で、前の週を過ごした。
◇
Zinさんから電話がかかってきたのは、その頃だ。
中身は、仕事のことだったけれども、時期が時期だったので
自然と話の最後は、オフ会のことになった。
「Zinさん、幹事でしょ?そっちから、どうやってくるの?」
「行きたいんだけど、飛行機の関係もあって、ちょっと。」
「それは残念だなぁ。幹事っていうから、会えると思ったのに。」
「行くつもりで考えたけど、飛行機使っても難しいんだよ。」
ネット社会になって、
会話だけ、連絡だけなら、たとえ海外でもすぐにできる。
でも、「会う」となれば、この身で移動しなきゃならない。
どんなに気持ちは参加したくても、無理な人は無理だろうし、
逆に、参加したいけど難しい、という人の方が多いだろう。
もし、近くで開催される、という前提であったとしたら、
きっと、100人とか人が集まるんだろうな。
参加したい人、ホントはたくさんいるんじゃないか。
そんなふうに思いながら、
次の機会には、絶対に来いよ、そんなふうに電話を切った。
実を言うと、
こんなブログを書いているせいかどうか知らないけれど、
Zinさん以外にも、何人からも連絡が来た。
面白いのは、そういう人の多くを、僕が知らないことだ。
僕は、彼らを知らない。
彼らも、僕をブログや道場の掲示版でしか知らない。
そう、繋がりは、「道場で知ってる」、ってこと。
実際には、なかなか参加するところまでは難しけれど、
皆さんによろしく、次回はぜひ参加したいけれど、など
いろんな連絡をいただいたりして。
実際に行ける自分は、恵まれてるなぁ、と思ったりして。
◇
そんななか、
参加したいけど、では終わらない連絡が、僕に届く。
「参加したかったんですけど、定員になったって。」
と、そんな感じだった。
念のため、幹事になっているぐっさんや五郎さんの
書き込みを確認してみると、はたしてそうだった。
平日だし、去年より大人数になるかどうか、と
そんな見込みをアッサリ超え、テーブルが足りない。
予約の人数を超え、
ギリギリ、店にイスを増やしてもらっても、
これ以上は無理、という人数になってしまった。
実を言うと、その後に何人も連絡があったらしいけれど、
「席がない」ということで、断ることになったそうだ。
残念と言えば残念だけれど、
予想外と言えば予想外だったのだろう。
そんなわけで、正式なオフ会には、席がない。
でも、と僕は思う。
昨年も、都内の人たちはギリギリで集合できたけど、
新幹線移動の僕は、1時間も早めに着いた。
3分に1度来る山手線を使う人たちとは違うのだ。
だから、早めに行くしかないし、
結局のところ、集合場所の周りでうろうろするしかない。
だったら、と僕は思う。
今回は、遠くから集まる人も多い。
きっと、僕のようにうろうろしてるのだろう。
ならば、何も別々にうろうろする必要はない。
一緒に、どこかでお話をしたっていいわけだ。
◇
そこから、何人かのやり取りと、
僕の勝手な妄想が、fecebookで形になっていった。
早めに来る人、いますか、と書いたら、
3~4人から、反応があった。
いいお店とかわからないし、リクエストありますか、
と訊いたら、ADさんがいい店を教えてくれた。
でも、どのお店も見たことも近付いたこともない。
ググってみたけど、場所もよくわからない。
困った僕は、「0次会だけでも参加したい」と
連絡をくれた女性に、こうメールした。
「すみません、店、決めて下さい」
こんな僕でゴメン。
でも、僕が余計な手をかけなかったおかげで、
なぜか、「0次会」なる集まりが成立した。
「人気店なので、予約しておきました」
そんなメールをもらったのは、
出発する前日だった。
ゴメンね、こんな僕で。
祈るような気持ちで連絡を取りながら、
僕は、出発の準備を進めたんだ。
明日は、あの人の命日。
そして、懐かしい人たちとの再会の日。
普段通りの仕事を進めながら、
僕の心は、もう、銀座を歩いていた。
(こちらから第2話にリンク)
じゃ、また (*´∇`)ノ
3日くらい書く、って言ったのに、終わるの?と訊く ボタン
終わらせるつもりですが、この調子だと10週打切り?(JUMP?