耳の前や頬に突起物ができる先天性の病気。
片方の耳の前に1つだけできることがほとんどだが、両側にあったり複数個ある場合もある。
顔以外に首のあたりに見られることもあり、大きさもゴマ粒大から大豆ほどまで様々。
それほど珍しい病気ではなく、1000人中15人程度にみられる。
母体内で耳が形成される過程で異変が生じた表れであり、耳介の変形など耳そのものの病気を伴うこともある。
皮膚だけが疣状になったものの他、軟骨が入り込む場合もある。
副耳による症状は、根っこの部分に湿疹が出やすくなる程度で、ほとんど大したことはないが、顔の目立つ位置にできるため、両親や本人の希望で切除する場合が多い。
治療は軟骨が含まれる場合全身麻酔による切除手術を行うが、疣のみの場合は結紮法(糸で結び壊死させる)で自然に取ることができる。
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言われてみれば見たことがあるような気もする…
ほくろみたいなもので誰にでもあったりなかったりするのだと思っていたけど、「病気」だったのか。
小さなイボが耳の近くにひとつあるくらいだったらそんなに気にならないような感じだけど、
結構な大きさだったり、耳の軟骨と繋がって妙な形になっていたりする場合もあるようで、
そうなるとやっぱり取りたいと思うかも。
発生の過程で生じる小さな歪みが身体的な個性を生み出しているんじゃないかな、と思うと、
生まれるいのちはなんて不思議に満ちているのだろうと感心するよね!