土の中に巣を掘り、その出入り口に扉を作る蜘蛛。
日本で最も一般的なのはキシノウエトタテグモで、本州中部以南に分布する。
コケの生えたような場所に深さ10㎝程度の穴を掘り、内側を糸で裏打ちする。
その裏打ちと繋がった糸で巣穴に蓋を作り、外側に泥や苔を貼り付けて隠れる。
全身黒紫色。体長は15㎜ほどで、触肢が歩脚とよく似ているため10本脚に見える。
巣穴の入口で待ち伏せし、虫が通ると飛び出して捕まえて巣穴に引きずり込む。
巣穴の奥に産卵し、子はしばらく巣穴で過ごした後、空を飛ばずに歩いてすみかを探す。
トタテグモの巣の扉は片開きのものがほとんどだが、カネコトタテグモなど、両開きの扉を作るものもいる。
片開きの扉の巣
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本当に世界にはいろんな生き物がいる。
クモが自分で巣に扉を作るなんて…いやあ、すごいなあ。
捕食シーンとか、もし自分が虫だったら、何もないと思ってた地面がいきなり開いてクモが出てきて、死ぬほどびっくりするだろうと思う。
きっと実際取って食われて死んじゃうんだけども。
最初にやり始めたのって誰なんだろうなー。
こういうびっくり生物を見るといつも思うんだけど、やり始めた瞬間とか、すごく気になる。
それが遺伝していくのとかも、考えたら本当に神秘。
深海魚のこととかも、もっと知りたいし、生き物っておもしろい。