(サルバドール・)ダリ (2010.2.13.) | homework

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宿題のまとめ

サルバドール・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネク、マルキス・ド・プボル。

1904年5月11日~1989年1月23日。

スペイン・カタルーニャ地方に生まれ没したシュルレアリスムの画家。

少年時代から絵画に興味を持ち、ピカソの友人でもある画家モラン・ピショットに才能を認められた。


画学生時代には印象派やキュビズムの影響も受けていたが、シュルレアリスムに自分の道を見出し、

1929年、シュルレアリスト・グループに正式に参加。

しかし「ファシスト的思想」のためシュルレアリスム派から倦厭され、1938年にグループから除名される。

ところが作品は人気だったので、国際シュルレアリスム展などにはいつも出品された。


自分の作品を「偏執狂的批判的方法(Paranoiac Critic)」と称し、

写実的描法を用いながら、多重イメージなどを駆使して夢のような風景画を描いた。


講演会に潜水服を着てきて窒息死しかけたり、頭にフランスパンを乗せてリーゼントだと言い張ったり、

数々の奇行でも知られる、自称天才。

印象的な口髭は、「水あめで固めた」と話していた。


妻であるガラ・エリュアールを深く愛し、ガラを聖母に見立てた宗教画を連作。

ダリのミューズであり、支配者であり、マネージャーであったガラが1982年に亡くなると、

「人生の舵を失った」と激しく落ち込み、ひきこもり、翌年5月に絵画制作をやめた。



ファイル:Salvador Dali NYWTS.jpg     salvador_dali_optical_illusions_02

        ダリ(1965年)



salvador_dali_optical_illusions_14

      



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ダリの絵は、ダリという人を認識していなかったころから何度も目にしていて、

だまし絵にはいつも心奪われた。

顔写真をみるともうそれ自体がアートで、愉快なひとだなあ、と思う。

でも親しい友人の前では繊細な常識人だったそう。

だからこんな細やかな絵を描けるのかな。


溶けた時計の絵と、妻を心から愛したというエピソードが印象的。


こんな愉快なひとと、お近づきになってみたかったな。

ハチャメチャで、儚くて、楽しい。

そんな宿題でした。