それまでのコルセットなどの身体を締め付ける下着から女性を解放しようと考案された服。
元はニッカーボッカーのようにだぶつきがあり、ひざあたりまで丈のあるものだった。
日本でも戦時中から提灯ブルマが普及し、1960年代後半からショーツ型へ移行。
しかし女性解放運動から始まったブルマが、現代では逆に女性に性的な嫌悪感を与えるとして、
否定的な動きが大きくなり、小中学校の体育では定番だったブルマも、今ではほとんどが短パンに姿を変えた。
レオタードのようにぴったりしていて関節を覆わないという物理的動きやすさと、
見た目の美しさを求めた運動着だったが、
思春期の女子には精神的動きにくさが大きいらしい。
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小学生の時はあまり気にしなかったけど、中学に入ってからはブルマは本当に穿くのがいやだった。
なんで女子だけこんな恰好させられるんだろうと思ってた。
中学の時盗まれたりしたもんなあ…
ブルマとはそういう対象なのだという事実を叩きつけられた気がしたのだった。
女性解放運動の結果だったなんて調べて初めて知ってびっくりした。
確かに余計な部分がないから動きやすいことは動きやすいんだろうな。
ダンサーがレオタード着てるのを見て美しいと思うように、
ブルマも体操着としては機能的なのかもしれない。
と、なんだか肯定的に思えた。
だからって体育で穿こうという気にはやっぱりならないのだけど。
スカートの下に穿く分には便利なものだと思う。
意見が分かれるとこだけれども。