前回に続き昨年の電気使用量の話です。
わが家のスイッチコーナー、印を付けている2つが太陽光発電に関するモニターなのですが、
赤い印の方が、
「AiSEG2(アイセグ)(7型モニター機能付)」と言って前回今回の使用電力量などを細かく教えてくれるモニターです。
↓前回と同じ2022年の使用電力量の月別グラフです。
この右下の「回路ごと」をタッチすると
ご覧のように「回路ごとの使用電力量」が出てきます。
左側の「詳細」を押していくと、この円グラフで「その他」になっているところも全て出てきます。
ところで、気が付きましたか?
円グラフの真ん中の数値7524.7kWhになっています。
もう一つ前の2022年月別の棒グラフの左上には6434.45kWhとあったのに。
これはきっと円グラフの方は蓄電池に貯蓄している分がかぶっているのだと思うのです。
ちなみにわが家の場合、
蓄電池は電気料金の安いナイトタイムに蓄電して、
電気料金の高いリビングタイムやデイタイムで太陽光発電していない(足りていない)時に自動で使われています。
そんなわけで円グラフから棒グラフの数値を引いてみます。
7524.7kWhー6434.45kWh=1090.25kWh
あれ?分岐35の1748.291kWhよりずいぶん少ないですね。658.041kWhも少ないです。
分岐35は蓄電池以外にも繋がっているのでしょうか?
分電盤の回路や、このアイセグモニターの設定は電気屋さんがしてくれた(と思う)ので、私は詳しいことはわかりません。
蓄電池、年間でどれくらいの使っているのか計算で出してみます。
わが家の蓄電池の容量は5.6kWh
もしもの停電に備えていつも12%残すので、
88%の4.928kWhを毎日夜中に蓄電して、昼〜夜に使っています。
(エアコンを使わない春と秋は4.928kWh使い切らない日もありますが)
4.928kWh✖️365日=1798.72kWh
つまり分岐35の1748.291kWhより50.429kWh多い。と言うことで、
これが春と秋使いきらない分だとすると分岐35はやはり蓄電池にのみ繋がっているようです。
そうすると棒グラフの方の6434.45kWhはあやしくなってきましたね。
円グラフの7524.7kWhから分岐35の1748.291kWhを引いた
5776.409kWhが本当の年間使用電力量かもしれません。
(もう太陽光発電とアイセグモニターを使って2年半になるのに、ちゃんとわかっていません)
もし、分岐35が蓄電池にのみ行っているとすると、
全体の23%を締める円グラフの2位が消えることになるので凄いですね。
思っていた以上に太陽光発電とナイトタイムの蓄電でわが家の電力を賄えているということです。
さて、もう一つ回路ごとの使用電力量の円グラフから。
年間で1番電力を使っていた「停電時併用回路」について。
これは主に冬場の給湯「エコワン」に電力を使っていると思います。
(エコワンは電気とガスのハイブリッド給湯器です)
他にも停電時併用回路は冷蔵庫やリビングの一部の照明・コンセントに繋がっていたはず。
では、エコワンは積極どれだけ使っているのか?と、エコワンのリモコンを見てみました。
「エネチェック」→「年間使用量」で
2022年の年間使用量の確認できました。
電気の使用量は926.3kWhになってますね。
停電時併用回路の1775.684kWhから引くと849.384kWh
停電時併用回路の半分強がエコワンでしょうか?
これも冬ならエコワンの割合が増え、夏なら冷蔵庫の使用電力量の割合が増えてそうですね。
ここからさらに回路ごとの使用電力量の詳細を見ていきます。
停電時併用回路と分岐35の説明が終わっているので、次は「リビングコンセント」ですね。
こちらは主に大型テレビに電力を使っています。
それから大型テレビの周辺機器(ゲーム機や音響)、電話やWi-Fiの待機電力も。ですね。
年間で見るとLDエアコンの使用電力量よりリビングコンセントが多いですね。
回路ごとの使用電力量の詳細2
「キッチン・専用コンセント」はほぼ炊飯器。
平日は毎日朝炊いて夜まで保温しています。
回路ごとの使用電力量の詳細3
こんな感じです。
ちなみに家中のエアコンの使用電力量をたすと
1363.178kWhでした。
多かったのかそうでもないのか…数字がいっぱいになってきてだんだんわからなくなってきました。
続いて、冬と夏を比べてみようと先月12月(565.478kWh)と、8月(785.114kWh)を…と思ったのですが、やめました。
1月(644.632kWh)と7月(647.407kWh)でいきます。
理由は2022年の8月はイレギュラーであったこと、
記憶の新しい12月より、1年前の1月の方が使用電力量が多かったこと。
何より1月と7月の方が使用電力量が近いことです。
(ちなみにこのカッコ内の数値は棒グラフの方に表示されていたものです。)
早速2022年1月の回路ごとの使用電力量(月間)です。
エアコンをよく使う季節はリビングコンセント(テレビ等)よりもLDエアコンの使用電力量が増えますね。
でも、年間のグラフと大きく違わない感じでしょうか?
1月のエアコン全室の合計は151.915kWhでした。
停電時併用回路の213.024kWhの半分強がエコワンだとすると、
給湯に使った電力と同じか、エアコンの方が使っていた感じでしょうか?
続いて2022年7月の回路ごとの使用電力量(月間)です。
夏はさすがにエアコン使用電力量が上がっていますね。
年間や1月で1位だった(給湯器エコワンを含む)停電時併用回路は3位にまで使用電力量を減らしています。
1月の半分強ですね。(100kWh弱の違い)
主寝室・エアコンも5位にランクインいています。
7月のエアコン全室の合計電力使用量は253.306kWhでした。
1月より100kWh以上使っています。
こうして見比べてみると、長い時間使っているものが電力使用量が多いですね。
浴室乾燥機は24時間換気にしか使っていないのですが、いつも詳細1にありますね。
毎日使っていても時間の限られている電子レンジや洗濯機は詳細2に入っていたりして。
詳細3は普段使わない部屋のコンセントですね。
そんなわけでわが家の使用電力量の詳細を赤裸々にに公開してみましたが、どうでしょう?
はじめは夏はエアコンをガンガン使っているけれど、冬はその半分もエアコン使っていないのに
使用電力量がそこまで変わらないのはなんで?
冬は何に使っているの?給湯?と見比べてみて、
まぁ、その通り給湯は夏より冬が約100kWh多く、
エアコンは冬より夏が約100kWh多かった感じですね。
ちなみに2022年8月のエアコン全室合計は364.41kWhと7月より111kWhほどさらに使っていました。
とにかく今年2023年の夏は健康でお出かけして、家の使用電力量を減らしたいです。
(あと、昼間晴れて発電して欲しい…)
関連記事
前回の記事
この記事の書き始めの時は、電力の話はサラッと終わるつもりが
モニターを見ているうちに書きたいことが増えて、計算メモがいっぱいになりました。
約2年前の記事です。
アイセグモニターを今回のように活用しながら、早春のわが家の使用電力の話などしています。
わが家の契約している
関西電力の「eスマート10」という料金プランと
蓄電池の話。
ガスと電気のハイブリッド給湯器エコワンの話。
ちなみにわが家は給湯器の他にキッチンのコンロもガスを使っていますが、
ガスだけの給湯器に比べてめちゃくちゃガス使用量が減り、
電気使用量も引越し前に比べて減っているくらいです。
それでもエコワンのリモコンによると
年間で電気926.3kWh使っているので、
リビングコンセントやLDエアコンより使っています。
ちなみにエコワンのガス使用量は
年間で63.2m3でした。
(追い焚きを含んでいるはず)
光熱費急高騰の今こそ太陽光発電!と思ってしまいます。
こちらも太陽光発電の話になります。
建築計画当初から検討していれば屋根の上に載る太陽光パネルの重さも家の荷重計算に入れてもらえますし、
配線などを通す穴もちゃんと気密処理してもらえますのでめちゃお勧めです。
太陽光発電も蓄電池も初期費用が高くてビビりますが、光熱費高騰の昨今、太陽光発電しておいて良かった!と思っています。
何度も書いていますが、わが家の場合
年間で見れば使用電力量より太陽光発電の方が上回っているので、プラスマイナスして、電気代は収入になっています。
計画中に、その時の電気代✖️10年で太陽光発電の設置費用が帰ってくるという計算でした。
これは電気料金が上がった分だけ早くそうなりそうです。
(引越してから断熱などの家の機能向上で、使用電力量が減っているのですが、)
太陽光発電は10年どころか太陽光パネルには25年保証もついているので長い目で見るとやはり収入になると思います。
そういえば縁 創建工房さんからきた「むくの木通信」でも太陽光発電のこと、相談して下さいってありました。
素敵なわが家を建ててくださった工務店です。