棟梁さんが木塀を造りに来てくれた日、一緒に式台も造ってくれました。

では、先に写真です。
式台(しきだい)って、創建さんで家づくりをするまで名前を意識していませんでした。
玄関土間と1階の床高の高低差が大きい時に
一段(場合によってはもっと?)のぼるところですね。

写真右端を見てもらうとわかるのですが、
わが家は本当は式台を置くほど玄関を広くないんです。
右端に写っているのは玄関ドアです。
玄関ドアの開口にはみ出す式台です。。。
玄関ドアの反対側は玄関収納があり、ここの広さも確保したかったのでこうなってしまいました。
それまで、式台がいるという実感がなかったのです。
(現場で高さを体験して、あった方が良さそうということになったと記憶しています)

そんなわけで造り付けにはせず、置き型、それも運びやすいように2分割でという話でした。


木塀が張られた日。
現場にはたくさんの木塀用の板と、
その手前に綺麗な無垢板がありました。
窓台の時にも無垢板を見て「何に使うのだろう?」と思ったのですが、
今回は「うち無垢板使うところないよね?」と言うくらい思いあたりませんでした。
もちろん「式台はまだかな?」と心待ちにしていたのですが、
私の中で置き型の式台はホームセンターに売っている踏み台のように四角い台だと思っていました。
打ち合わせの時も奥行きと長さと高さの話はありましたが、材質の話とかはしていませんでした。
それがまさか!無垢板で造ってもらえるなんて!
思っていませんでしたよ!
置いてある無垢板は他の現場に行くのかと思っていたほどです。
なのでちゃんと写真撮っていませんでした。
写真を見直して見つけたのは↓
↑赤丸のところに無垢板が一応写っています。
完全に木塀の板の加工現場を撮っている写真ですね。

それが、夕方棟梁さんが帰るころに行くと、
式台になって玄関に置いてあるではないですか!
(最初の写真です)
まさか置き型でこんな素敵なものを造ってもらえるなんて!
というか置き型に見えないんじゃないでしょうか?
素敵すぎです!

そういえば分割と言っていたけれど、離れたりするのかな?と近づいて見てみましたが、どう見ても一体モノですね。
設計さんに確認してみると、やはり分割の話は途中でなくなったものとされていたようです。
でもおかげで凄いのになりました!
材質を聞くとヒノキだそうです。
上がり框もヒノキで、玄関ホールもヒノキなので、相性ばっちりですね!
そして思っていたほど大きくはないかな?
まだ持ち上げてないので重さはわかりませんが。

実はこの式台、棟梁さんが造ったところでは完成ではなくて、
この後工務さんがオスモ塗装をして、
裏側にゴム(?)を付けてくれました。
(↑屋外ベランダ下で塗装作業中。まだ裏側に金物が見えています)

では本当の完成と、もう一つの使い方です!
こうすると玄関ドアの開口からはみ出ることなく使えます!
そして玄関収納に靴を履かなくても行けます!
玄関収納の奥側、写真で式台のある方はコート掛けにする予定です。
コートを使わない時期も、式台をこう置くと一緒に靴の脱ぎ履きできる人数が増えます!

そうそう、棟梁さんが木塀と式台を造ってくれた日に、玄関に手すりも付けてくれました!
将来のためというより、手すりがないと思わず
靴を履く時に壁に手をつきたくなるので、
それなら手すりを先に付けておこうという考えです。
夫が先のことも考えて、手すりは長めにしました。


これで棟梁さんがうちの現場に来るのも最後なんだろうなぁと思うとちょっと寂しいかったです。
とっても格好良い棟梁さんに
すごく格好良い家を建てていただきました!
いっぱいわがまま言ってすみませんでした。
子どもたちを可愛がっていただいて嬉しかったです!
本当にありがとうございました!