上棟の数日後、電気などの現場打ち合わせをしました。

雨でなければ上棟している予定だった土曜日のちょうど1週間後の午前10時。
縁 創建工房さんからは設計さんが来るのだと思っていたのですが、工務さんが来てくれました。

土曜日なので大工さんも現場で作業してくれています。

そんな中、梯子を登って2階へ。
一部屋ごとにコンセントやスイッチ、照明にエアコンの位置を確認していきます。
ベランダに水栓を付けてもらうのでそちらも位置などを確認します。
造作も確認。
ややこしい場所は立面図などを用意していてくれたのでそれを見て、理解して、考えて、悩んで、答えて。
なかなかに時間がかかります。
下の子は今回も夫が抱っこバンドで前向き抱っこをしてくれていたのですが、途中で泣き出してしまいました。
仕方なく私がバンドなしで抱っこして、腕の限界まで抱っこするといつの間にか寝ていた下の子です。
夫の抱っこバンドに対面抱っこの形で寝た子を戻して打ち合わせの続き。
上の子がちょろちょろするので、声をかけ、手を繋ぎ、注意して、怒って。
気がつけばまだ2階が終わっていないのに昼前ですよ。
工務さんが「お昼休憩してから続きしますか?」と聞いてくれました。
でもせっかく下の子が寝ているし、2階に登って来ているし。
もう少しだけ、と2階と階段の辺りが終わるまで続いてもらいました。
この階段のところが1番難しかったです。
何せまだ階段がないんです。
ブルーシートの壁をにらみ、イメージを膨らませます。
工務さんはコンベックス(メジャー)で何度も計って示してくれました。
そのために工務さんが乗っている作業用にしつらえた足場は狭く、後は1階に続く穴のような階段予定場所。
先日の上棟の棟たたきで囲いのまだないロフトに登ったことを思い出して、見ているだけで足が震えます。
この日は冷たい雨が降っていて、断熱材がまだ入っていない家(?)は冷えます。
寒さと怖さで引く血の気を何とか脳に回してイメージ。。。
まず窓。
ここに上下で2つ窓を付けます。
上は明かり取りのFix窓(はめ殺し窓)。
下は風通しもしたい引き違い窓。
そしてブルーシートの向こうにはお隣の窓もあるはず。
それを外すようにして上下に付けたい、と希望を伝えると、工務さんは最終的にブルーシートを一部外してくれました。
これで窓の位置は決まりました。
次は照明。
廻り階段なので壁コーナーに照明をと考えています。
…高さ揃えた方がカッコいい?
…階段からの高さに合わせた方が使いやすい?
夫婦で意見が分かれたのもあり、夫に任せることにしました。
(私は2階の柱にしがみ付いて震えとたたかっていました)

みんな頑張って12時過ぎに一度お昼休憩になりました。
私たち家族は家に帰って昼食や下の子の世話など。
13時半に再び現場に集合して、次は1階です。
(今度は私が抱っこ紐で下の子抱っこ担当)

こちらもテレビ周りなど、決めていたはずなのに迷ったりして時間が思ったよりかかりました。
造作関係が、高さなど実際に計ってみて意見を合わせるのに時間がかかるんです。
例えば玄関土間の高さ。
うちはポーチのすぐそばまで駐車スペースになる予定です。
なので出来るだけ駐車スペースとポーチをフラットにしたい。
と言うことは、道から駐車スペースをスロープにしてポーチまでもってくることになります。
ポーチと玄関土間は同じ高さが理想です。
なので玄関ホール(1階床高)と玄関土間の高低差をどうするかがずっと問題になっていました。
造り付けの式台はしないので(置き型の式台の予定)出来るだけ段差を減らしたい私。
夫は玄関の中よりポーチまでのスロープを緩やかにしたい。
5cmの差でもめてもめて。
実際に工務さんが材木などで30cmと35cmの高さを再現してくれたのをみんなで降りたり登ったり。
上の子が自分も自分もとバンバンと昇降するのを注意しても、
退屈な上の子は「やりたい」と言うことを聞かなくなってきています。
私も言うことを聞かない上の子にイライラして(下の子抱えて身動きしにくいのにさらに邪魔されて)強く叱ってしまったり。
きっと工務さんに「怖いお母さん」と思われたことでしょう。
なんとか玄関が私が押し切り30cmの段差となりました。

最後に雨の中、屋外の電気の確認をしました。
濡れたり汚れたりしないように、上の子を待たせると、とうとう泣いてしまった上の子。
優しい工務さんが「行きたかった」と泣く子の手を引いて、もう一度家の周りを半周してくれました。

長時間にわたる打ち合わせと冷たい雨、即断できない夫婦に、自由な子ども。
工務さん、お疲れ様でした。
ありがとうございます。