2019年のノーベル化学賞に旭化成の名誉フェロー吉野彰氏ら3名が選ばれました。吉野氏はスマートフォンやパソコン、電気自動車などに広く使われている「リチウムイオン電池」の開発者です。

 

受賞後のインタビューでの笑顔が印象的でした。そのインタビューの中で、

「研究者は頭が柔らかくないといけない。それとは真逆で、しつこく最後まで諦めない執着心も必要だ」と語っていました。

「剛と柔のバランスをとるのが難しい。堅いだけだとくじけてしまう。壁にぶちあたったとき、『なんとかなるわね』という柔らかさが必要だと思う」とも話されていました。

 

皆さんは「GRIT」という言葉をご存知でしょうか?

成功者に共通するのがこの「GRIT」であると、今注目を集めている能力です。

ペンシルバニア大学心理学教授のアンジェラ・リー・ダックワース氏が研究し、提唱しました。

 

人生で何か大きな物事を成し遂げることができるかどうかは、才能よりもGRIT(やり抜く力)だと言っています。実際に様々な実験を通じて、高い才能をもちながらGRITがないために途中で挫折してしまった人や反対に周りの人と比べて際立った才能をもっているとはいえなくてもGRITがあるために成功を収めた人がいたことが紹介されています。

 

このGRIT(やり抜く力)ですが、具体的には「情熱」と「粘り強さ」という2つの要素から成ります。そして、GRITを強くするために大事なことは「興味」、「練習」、「目的」、「希望」の4つだと言われています。

 

「興味」、「目的」は“情熱の源”となります。「練習」は成長させます。今回はダメだったけどまた頑張ろう、努力すればきっとうまくいくという楽観的に考える成功思考(「希望」)は粘り強さを生みます。

 

吉野氏の開発成功の裏には、この情熱と粘り強さ、壁にぶつかった時でもなんとかなるという柔らか頭があったからに違いありませんね。

 

 

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