#今日の朝ドラ

>認知症が進んでしまっている百合が、とうとう

「朋彦さんのところへ行きたい…ごめんなさい」

と落ち込むようになってしまって、

それを寅子が、百合の尊厳を傷つけないように

「更年期障害で辛いけれど、月経から解放されて

嬉しい気持ちもある>老化は辛いが、年をとったからこそ

嬉しいこともある」と、寄り添って励ましているところが

良い嫁姑関係だなぁと思いました。

 

かつて花江が「嫁姑問題、寅ちゃん大丈夫かしら」と

心配していましたが、一番百合が大変な時に、

こうしてしっかりと支えてあげられている…

 

百合がふいに「こんな私でごめんなさい(お供えでしょうか、

そのバナナをおやつに食べてしまっている)」

>礼儀正しい百合なら、おそらくそんなことはしないでしょう

(お下げするにしても「手を合わせて・みなさんで」と思う)

と、「恥ずかしくて」「でも朋彦さんのところへ行きたい」…

が「こんな私でも大丈夫かしら

>朋彦さんは私を迎えてくれるかしら」と、

葛藤している気持ちが「ごめんなさい」の繰り返しに

よく表れていると思いました。(名演でした)

 

 

[虎に翼 感想]

 

『虎に翼』第115話 梅子に人生の転機が訪れる

【ネタバレあり】(オリコン) #Yahooニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/2e82c4d90b4aa15e7a8c2413114cd680a30f57e1?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20240906&ctg=ent&bt=tw_up…

 

>昭和38年6月、桂場(松山ケンイチ)は最高裁判事のひとりに任命され、

竹もとで修業に励む梅子(平岩紙)、そして道男(和田庵)にも

人生の転機が訪れる。更年期の不調を抱えながら、

認知症の百合(余貴美子)に向き合う寅子(伊藤沙莉)。

そして同38年12月、「原爆裁判」の判決が言い渡される。

 

 

桂場が昇進、それにつられるようにして、

梅子と道男も新たな門出が待っていましたね。

 

そして、ついに原爆裁判が判決の時を迎えて、

世論も動かせる素晴らしい「判決理由」が

読み下されるのでした。

 

 

1)原爆裁判 判決理由要旨→判決:主文

 

・原子爆弾投下は、あきらかに無差別爆撃にあたり、

国際法違反。違法戦闘行為。

 

・個人には国際法上の主体性が認められず、その権利が存在する

とする存在の根拠がない。注意

 

・が、原子爆弾投下によって被害を受けた国民に対して、心からの

同情を抱かない者はいないであろう。

 

・戦争の廃止、戦争を最小限に制限する、惨禍を最小限に留める

ことは人類共通の希望であり、不幸にして戦争が発生した場合は、

被害を少なくして国民を保護する必要があることは言うまでもない。

 

・よって、国家は、自らの権限と自らの責任で開始した戦争により、

国民の多くを死に導き傷害を負わせて、不安な生活に追い込んだ。

また、その戦争による原爆被害の甚大さは一般災害の比ではない

 

・以上のことから、被告がこれを鑑みて十分な救済策を取るべきことは、

多言を要しないであろう。が、もはやそれは裁判所の職責ではなく

立法府である国会と行政府である内閣が果たさなければならない職責である。

それでこそ、訴訟当事者だけでなく、原爆被害者全般に対する救済策を

講じることができるのであって、そこに立法および立法に基づく

行政の存在理由がある。

 

・終戦後十数年を経て、高度経済成長を遂げた我が国において、

国家財政上、救済策が不可能であるとは到底考えられない。

 

・我々(裁判所)は、本訴訟を見るにつけ、政治の貧困を

嘆かずにはおれない。よって、

 

 

主文「原告らの請求を棄却する」「訴訟費用は原告らの負担とする」

 

 

判決はどうしても「裁判所が司法でどうにかできる問題ではない」

となったものの、国・政治が「災害と同じく、被爆者には寄り添うべき」

と、立法府と行政府で解決すべきと見解を出しましたね。

 

国家の権限と責任で始めた戦争による被害であるから、

国家で国民が受けた被害を救済せよと、

(今の法律では何もできないが「立法府」で救済法を生み出す

や、行政府が動いて救済をはじめるならできるだろう)

明確に判決が下ったのでした。

 

 

2)桂場が最高裁判事に任命される

 

桂場の昇進を祝うこともかねて、桂場が竹もとで

甘味を食していると、ついに梅子がこしらえた団子(あんこ)

に拍手が出ましたね。(合格)

 

竹もとの主人は、これで安心して店を継がせられると

喜んでいると、そこへ道男が相談・報告に

やってくるのでした。(寅子も同席)

 

 

道男:笹寿司のおやっさんが、もう足腰が立たず、

店は道男に任せたいとのこと。が、料理は好きだが

「学がないため、勘定や接客・会話ができない」

ため、店は閉めることにしたと報告する。

 

道男は、せっかく自分のために笹寿司を紹介してくれた

のにと、花江や猪爪母、寅子たちに申し訳ないと

謝りましたね。

 

すると、梅子は、「ならここで、一緒にお店をやっていかない?」

と道男を誘うと、竹もと夫妻も「梅子さんの好きにやりなさい」

と承諾。梅子は、道男が苦手なことを「私はそれ、全部得意よ」

と安心させると、道男は「よろしくお願いします」と、

梅子とともに、店をやろうと喜ぶのでした。

 

 

3)百合と寅子

 

寅子が星家で「加筆する要旨(原爆裁判での裁判官として

原告・被告に望む思いのたけ)」を悩んでいると、

 

百合がリビングをウロウロしており、突然、

お供えのバナナでしょうか?おなかが空いて?おやつに

でしょうか、皮をむいてしゃがんで食べはじめましたね。

 

>以前の百合ならば・お供えものには手を出さない

お供えをお下げするにしても「手を合わせて、みなさんで

いただきましょう」とするでしょう

・おやつにするなら「お茶にしましょう」と食卓につく

 

すると、おそらく正気に戻った?のでしょうか。

朋彦の遺影を見ながら「ごめんなさい、ごめんなさい」と

謝りはじめて、涙しながらバナナを食べましたね。

 

>・お供えのバナナをこのように食べちゃうなんて

・今の自分が情けなくて ・朋彦さんに申し訳ない

・老いが辛くて早くそちらの世界へ行きたい

 

寅子は、朋彦のところへ行きたい・ごめんなさいと

泣く百合に、「更年期障害が辛いです...でも、月経から解放される

のは嬉しいかも」とつぶやくと、百合は寅子の気持ちが届いた

のでしょうね、寅子に身をゆだねて泣いているのでした。

 

 

これから…

 

① 原爆裁判の判決理由。明確で、これなら国民も納得し、

確実に世論が政府を動かすのではないでしょうか。

寅子たちは、素晴らしい裁判官だと思いました。

 

② 梅子と道男が一緒に店をやることに。梅子は、

竹もと夫妻から離れて一人で店をやることに不安があり、

道男は、勘定や接客が不安で店がやれる気がしないと

悩んでいて、うまく二人がビジネスパートナーに

なりましたね。どんな店になるか?気になりました。

 

➂ 百合はどんな最期を迎えるでしょうか。

家族に見守られて、いい笑顔であればいいなと思いました。

 

 

次週は、少年法がまた中心になる話のようですが、

何が起きているのか?

多岐川が久しぶりの登場で、楽しみにしています。

 

 

 

今日の朝ドラ

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する