昨日も行って参りましたミュージカル『オープニングナイト』2日め、スケジュールは初日と同じです。
席はB列の下手、通路側でしたので初日よりも少しリラックスできました。
なるべく他の出演者にもよく目を配ろうとは思いましたが、美怜ちゃんが舞台上にいる間はやっぱり彼女を目で追ってしまいます。
でも校長役の湖月わたるさんのソロはじっくりと見させていただきました。宝塚の男役トップそのままのいでたちで現れた場面には思わず笑った……といってもこの笑いはシニカルなものでは決してなく、待ってました!という純粋に嬉しい気持ちから湧いて出たのでした。
母が若い頃から宝塚ファンで、僕も幼少期に母に連れられて何度か(というより、かなりの回数)阪急電車に乗って宝塚の大劇場を訪れました。演目ではたとえば『サインはV』などはよく覚えています。棒の先にバレーボールを付けて、それを空中で往復させる演出が面白かったこととか、中山仁さんがTVと同じ役で舞台に出てて、女性ばかりの中、子供心にも違和感を覚えたのが何故か半世紀ほど経った今でも記憶に残っています。
その宝塚に那智わたるさんというやはり男役のトップの方がいて、母が贔屓にしておりました。だからかどうかは知りませんが、僕のファーストネームも同じ「わたる」なんです。でも僕は子供の頃、自分のこの名前が気に入らなかった。男役といっても宝塚の女優と同じ名前、さらにその頃の子供の世界では、宝塚の女優云々以前に、リカちゃん人形のリカちゃんの彼氏の美少年と同じ名前であり、僕はあらゆる場面でまず例外なく名前のことで弄られました。当時の自分としてはたとえば◯之助とか△男とか□太郎とか、もっと男らしい名前がよかった……今ではもう呼ばれ慣れた、書き慣れた、そして使い慣れたこの名前について、負の感情は特にありませんが、それでも完全にフィットしたか、愛着があるかと言われれば、何となくくすぐったいというか、ほんの少し、抹茶のひとサジくらいの違和感はまだ心の底に残っています。これも一種のトラウマなのかも知れません。そんなこんなで湖月わたるさんには以前より関心と親近感を抱いておりました。美怜ちゃん、先週の「動画とか」で、湖月さんの名前、フルネームで呼ぼうとして一瞬詰まり、名字しか口にしなかったのは、あれ、僕のこと意識してたんだよね。ごめんね気をつかわせちゃって(あ、この辺はハーラン・エリスン的SFすなわちSpeculative Fictionとして解釈してくださいね)。
とまあ少し脱線しましたけれども、こういう人が脇を固めてるんだから面白くないわけがない。これから観られる人、大いに楽しみになさってください。
3日目はまた別の角度から2公演、しっかり観て来ようと思います。

