エビ中春ツアーについて、総括的な私見 | 霽月日乗・ホーマーEのブログ

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個人の備忘録です。

昨日、東京ではヒョウが降って大変でした。ニュースを見ると池袋とか巣鴨とか駒込とか、自分の生活圏のよく知っているところがエラいことになっていて驚きました。自分がその時間にいた神保町では雨こそ降れそこまで酷くはなかったので、帰り道、近所の多くのお宅の植木から枝葉が落ちて路上に散乱しているのを見て不思議に思いましたが、帰宅してみるとベランダに嵐の通り過ぎた跡が歴然としていて改めて驚愕した次第。まだ窓ガラスとかが割れなくてよかった。恐ろしいことです。


さて、自分的にはエビ中春ツアーファイナルの余韻がまだ続いておりますが、すでに2日が過ぎてSNS上ではいろいろな方が様々な意見や感想を述べておられます。

僕も全部チェックしているわけじゃありませんが、この国では思想・信教の自由は(まだ辛うじて)保障されてますからそれぞれ勝手につぶやいたり書いたりすればよろしい。だから僕も勝手に書きますが、あの日からこの5か月あまり、運営はメンバーやファンの感情に配慮しつつ、打てる手は最大限打ってよく努力されたと思いますよ。

下世話なことを言えば、意図するとしないとにかかわらず、今回の莉奈ちゃんの件を営業的に全く利用しなかったとは言えないでしょう。何しろ稀有なケースでしたし、オリコンやビルボードのウィークリー1位獲得だって、メンバーも口々に言うように結局は彼女のおかげと言えなくもない。あのできごとを恰好のブースターととらえて機会を逃さず、持てる営業資本を一気に投入する……活動再開後のめまぐるしい動きにそんなことを感じた方もきっと多いはずです。

でも、そういうことを全て呑み込んだ上で、僕はこの期間、黙って運営と彼女らについて行こうと決心しました。なんてったって生き馬の目を抜く(古い表現?)芸能界ですからね、利用できるものは何でも利用すべきです、たとえそれが人の生き死にに関わることであったとしても。ただ、そんな助平心があからさまに出ちゃうと、見物は敏感だからたちまち白けるし、怒る人だって出てくるでしょう。その匙加減が難しいわけですが、エビ中運営は今回もこの難しい問題に誠実に取り組んでくれたと思います。

もちろん人によっては千秋楽の演出、特に最後の秘蔵VTRの出し方には大いなる作為を感じたかも知れません。でもいいじゃないですか。運営はツアーの最後に最高に綺麗な幻影を見せてくれた。僕はこの春ツアーそのものが長い長い通夜だったととらえています。通夜、と言っても日本の仏教式のそれではなく、ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』的な、夜通し行われる饗宴、哄笑と逸楽のうちに死者を送る集会、そういう気分でいました。そして奇しくも莉奈ちゃんの誕生日と重なった千秋楽は、メンバー、関係者、ファンが一堂に会しての、本当の意味でのお別れ会、そこで故人にまつわるとっておきのエピソードが開陳されて、故人へのはなむけとして一興を添えた、と考えればごく自然な流れだし、その行為自体、臨席した人々への礼を欠くことには決してならないと考えます。

メンバーの彼女らは藝の世界で生きて行こうと決めて、レッスンを積んで僕らの前に再び立ち、以前に倍するほどのパフォーマンスを見せてくれました。ツアーを通して優雅で感傷的なワルツを踊り続けてくれた彼女らに対して、僕は万雷の拍手をもって讃えたい。

今後はどんな形で活動を続けるのか、どんなサプライズを見せてくれるのか、それを楽しみに待つのはわれわれファンの特権であり、それについて頭を悩ますのは運営サイドの義務であって、われわれの仕事じゃありません。

莉奈ちゃんはすぐ側にいる、ファンは青色の灯火を絶やさないで欲しいと、メンバーの彼女らが言ってるんです。僕らはその声に呼応する、それでいいんじゃないでしょうかね。