というわけで、ボブ・ディランとはまったく関係ない音楽を聴きながら仕事の資料をひたすら読んでおります。昨日、初めて聴いたサティのレコードがチッコリーニの演奏だったということを書きましたが、特にクラシックに関してはその曲で最初に聴いた演奏が自分にとってのスタンダードになるようです。皆さんはどうかな。
今は『フィガロの結婚』を聴いてますが、たとえばモーツァルトの四大オペラは、僕的には以下の各アルバムが僕のスタンダードです。見事に偏ってます。
フィガロ、ドンジョがジュリーニ指揮、コシ、魔笛がクレンペラー指揮、オケはいずれもフィルハーモニア管、レーベルはいずれも英HMV。ただし、いま手元にあるのはいずれも再発盤で、上から順に英HMVのASD/SLS規格のカラー切手、仏VSMの2C規格の後期赤切手、独エレクトローラの1C規格の金切手、独EMIの1C規格の最後期半円ニッパー(この辺のレーベロロジーの話は、興味のない方は無視してください)。いずれも金目のオリジナルは手放しましたが、音質、盤質ともに鑑賞に耐えうるコピーを残した結果こうなりました。
もちろん他にも素晴らしい録音はたくさんありますけど、僕はどうしてもこれらの盤を手に取ることが多い。EMI系の録音に特有の、ふわっとした自然な響きが結局は自分の好みなのかも知れません。
だから僕は「初めて聴く」という行為は大切に考えてます。その曲(ひいてはそのジャンル)が好きになるかどうかの瀬戸際ですからね。エビ中だとやっぱり「ザ・ティッシュ」かなあ。思えばあの曲に最初に触れたことで、その後の自分のありようが随分と変わりましたから。来月出る2枚のベスト盤には収録されない由、事情は理解してますが、ちょっと寂しいですね。







