1963年7月録音。オリジナルはもちろん米マーキュリーですが、僕が持ってるのは同時期の英国盤です。ご覧の通りプレスは英フィリップス。マーキュリーの英国盤は63年以前はHMV/EMIプレスでしたがこの年フィリップスに変わりました。マーキュリーの英フィリップス盤はHMV盤に比べて音質が劣ると一般に言われております。エッジが効いてない、音がくぐもってる、等々。確かにこの盤も音が大人しいと言えば大人しい。でもこの作品は内容的にこういう音質が合ってると思うので別に気になりません。A面がゴルソン・オーケストラとの合奏(ゴルソンは指揮だけかな)、B面がワン・ホーン・カルテットですが、白眉はA面4曲め、ゴルソンのアレンジはカッコいいし、カークのソロも秀逸。愛聴盤です。
ローランド・カークの録音は現在知られているものは全て聴いたつもりですが、ベストの演奏はと問われれば、やっぱりこれですね。
昔ながらのジャム・セッション形式、各プレーヤーが順にソロ・インプロヴィゼーションを披露して行きます。形式は古いけどここに参加しているのはいずれもフリー/アヴァンギャルド寄りの人たちなので、途中だけ切り取って聴くとそっち系のレコードに聴こえます(特にジョージ・アダムズtsとハミエット・ブルーイットbs)。その中にあって、ローランド・カークはジャズの歴史を一望するように、様々なスタイルを披露、と言うか、まさにローランド・カークと呼ぶしかない素晴らしいソロを展開します。時間も多分一番長い。もし今一つだけ過去のライブに行けるとしたら、僕はカーネギーホールでこのライブを観たい。大学2年の秋に初めて聴いて以来、ことある毎にターンテーブルに載せてきた大切な盤です。
前者はともかく、後者はCDでも手軽に入手できると思いますから、未聴の方はぜひ聴いてみてください。
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エビ中は今日は広島ですね。先ほど校長のツイートでひなちゃん、今日は部分的に出演とのこと。先日このブログでも取り上げた福岡の音源を聴いても明らかなように、ひなちゃんがいないと話にならない曲が多いのは事実。今後のこともあるので、大事を取りながらというのは理解できます。症状とか本人の様子とか、本当の所は知りようがありませんから、スタッフを信じて付いて行くだけですね、我々としては。





