ブッカー・T、といってもスタックスのMGsじゃありません。ブッカー・T・ウィリアムズts/as。彼のことを知ってる人、日本に今せいぜい50人くらいしかいないんじゃないかな。マイナーな人、今も演奏活動してるのかどうか不明です。1988年録音。スイス・シルクハート盤。このレーベルは80年代の末から90年代にかけて、大手からリリースしてもらえないフリー寄りのミュージシャン、たとえばデヴィッド・S・ウェア、アーメッド・アブドゥラ、ジョアン・ブラッキーンといった人たちの録音を立て続けに出してました。このアルバムは新譜がレコードとCDと並行して出ていた頃の、アナログ最後期の作品です。
藝風はロフト系フリージャズ、アルバート・アイラーやデヴィッド・マレーの系統。黒人霊歌を下敷きにした即興演奏、荒削りですが僕的にはツボ、B2の「シャボン玉飛んだ、屋根まで飛んだ」のメロディーが耳から離れません。はっきり申し上げてB級なんですが、たまに無性に聴きたくなる。80年代の終わりころは僕も今までの人生で一番やさぐれた生活を送ってました。彼の伝法なサックスの演奏を聴くとその頃の思い出が蘇ります。僕の青春の1枚。617円。思えば安い青春だなあ。あ、ドラムスはアンドルー・シリルです。もちろん最初に買った時はシリルがお目当てでした。
もう1枚はこれ、マーク・マーフィーvo。この人は若いころはいかにも米東海岸のお坊ちゃん然としてましたが、中年になってからのチョイ悪というか砕けた感じに何とも言えない味がある。決して甘いだけじゃない、僕が考える「大人のジャズ」の見本のようなアルバム。ミューズ・レーベルに残した2枚のジャック・ケルアックへのオマージュのうち最初の方、1981年録音。彼は当時アラフィフ、今の自分より少し若いくらい。なかなかこういうカッコいい大人にはなれないですね。残念ながら彼も去年の10月に死去しました。1028円。ミューズ盤らしい良心価格。
で、実はこの2枚、先週紹介したソニー・ロリンズのCDと共通点があるんですが、そんなことに興味のある人はいませんよねw
☆
穴空ツーショットの2次抽選、1次よりは当選率が上がりました。これで神奈川1、2部、愛知1、3、4部と確保できました。いずれも美怜ちゃんと。予定数には達してないけど、これで打ち止めかな、個握もあるだろうし……




