あれは何だか自分の心の中をあけすけに開帳するようで気恥ずかしいものです。僕は自分の仕事部屋には頻繁に使うレファレンス類とその日に使うであろう参考書だけを置いて、その他の本はすべて書庫に隠蔽しております。リビング兼客間には自分の本は一冊もない。あるのは子供らの漫画本だけです。人に見られるのが恥ずかしいということもありますが、大きな地震が来たら本や本棚は危ないですからね。リビングにはなるべく本を置かないほうがいいですよ。
ただ、世の中一般では本をインテリアの一部として使う傾向が近年ますます強まってきています。うちの本屋でもディスプレイ用に購入される方の割合が10年前と比べると飛躍的に高くなってますね。
アメリカにEaston Pressというキレイな革装の本ばかり出してる出版社があります。中身は主に米文学の名作などの全集的なもの、本文も一応ちゃんとした版から取ってるようですが、まあインテリア用ですね。向こうにも「あなたの本棚~」的な企画があって、そういう本も出ているのですが、以前その手のものをパラパラめくっていると、ストーンズのキース・リチャーズの本棚が紹介されていて、このEaston Pressの本が整然と収まってました。ね、やっぱり本棚は人に見せるものじゃないでしょ。
というわけで、以上に書いたこととは主旨が反するようですが、自分の書庫のようすをちょっとご紹介します。洋書が多いのは別に自慢するとかそういうことじゃありません。仕事用ですからね。よく見ると大した本はないということ、見る人が見ればわかります。お化けとか幽霊が出る読み物がほとんど、あとは趣味的なやつですね。文科省が推薦するような名著は一冊もありません。自慢できるとすればその一事かな。






