そのとき覚えた文章に、こんなのがありました。フランス語の変換は面倒なので画像でどうぞ。稚拙な書き込みは無視してください。
意味はだいたいこんな感じです↓↓
空は澄み、月かげさやかに、僕はいま船乗りの歌に耳を傾けている。錨を上げて、波をかきわけ、彼らは船出するらしい。雲もなく、風もない。川面は月明かりのもとでは白く、陰のもとでは黒い。蠟燭をめぐって蛾が戯れ、夜の香りが開け放った窓から流れ来る。君はもう眠ってる?それとも窓辺にいるの?君を想っている誰かのことを考えている?それとも夢を見てるのかな?君のその夢はどんな色ですか?
フローベールが年上の愛人ルイーズ・コレに送った手紙の一節です。さすが文豪、こんな手紙を送られたら相手は嬉しいでしょうね、僕は女性じゃないからわかりませんが。でも当時、教室でみんなこれ絶対どこかで応用してやろうと考えたものでした。僕の同級生の一人がその年の夏休みにフランスに行って、さっそく向こうの女の子に「Quelle est la couleur…?」と実践したところ、お前は頭がおかしいのか的なことを言われて一笑に付されたとか(泣)。
このブログの読者のみなさんの中には、近ごろ頻繁に異性に手紙をしたためているかたも多いかと存じますが、恋文の一つの見本としてご参考までに紹介しておきます。ただし、この手のことを書いてしまったら投函する前にぜひ鏡の前でご自分で朗読されることをお勧めします。
僕ですか?僕はなるべく淡々と書くことにしています。夢の色など聞いたりはしませんよ。

