昨日、この曲を制作したTAKUYA氏がこの曲について、自身のブログで自ら語っておられるのでご参考まで。
作り手側の楽屋話はときに無用の言い訳めいたものになりがちなので僕はたいていスルーするのですが、この人の話は興味深かった。例えばこの一文、
……僕のコード進行は変だと、もう20年くらいですか?言われ続けてるのですが、
音楽には良いと悪いしか無いとよくいいますが、
変じゃない=良い
変=悪い
ではないので、
僕はこの手法を人生賭けて世の中の変、変じゃないのDNAに刷り込んでやろうと思ってます。
昔なら変なファッションでも今ではイケてるとかを音楽で現在もミュージックファイター中。
音楽には良いと悪いしか無いとよくいいますが、
変じゃない=良い
変=悪い
ではないので、
僕はこの手法を人生賭けて世の中の変、変じゃないのDNAに刷り込んでやろうと思ってます。
昔なら変なファッションでも今ではイケてるとかを音楽で現在もミュージックファイター中。
……
これを読んで、ああ、この人はよく分かってるな、信頼のおけるミュージシャンだな、と思いました。ことさらに自分の主張したいことを言い募るのではなく、作曲からレコーディングの手順まで淡々と報告する彼の文章はいろんな意味で参考になりました。
ではここからは消費者としての立場からの僕のレビュー。
「ハイタテキ!」、いい曲です。ベートーベンの第9の第4楽章をイントロと間奏に用いているから言うんじゃありませんが、全編喜び、祝福に溢れている。あ、これはエー盤DVDに所収の「ハイタテキ!」エビチュウテキ!メイキングを見たからかも知れません。一応正規のMVも収録されていて、メイキングの方は何となくオマケ的なものかなと思ってましたが、これには彼女たち、というよりエビ中というプロジェクトの総体、その魅力がギュッと詰まっている。僕らファンがエビ中現場に通い続けるのは、結局はこのメイキングMVで展開される幻影にも似た夢の世界に自分も入りたいという欲望に突き動かされているから、ということを改めて思い知らされた気がします。3種のうちエー盤だけは価格が突出していますので購入されてない方も多いと思いますが、この映像で十分に元は取れます。BDではないので画質の悪さを指摘する声も聞こえますが、僕はこの少しモヤがかかった画質の方がこの映像のコンセプトには合ってる気がします。いかにも春風駘蕩といった感じで。
あまり大きな声では言えませんが、最近のエビのシングルはカルマにしても未確認にしてもバタフライにしても、M1よりもカップリングの方に心が惹かれることが多かった。Lon de Donやポートフォリオやラブスマの強烈な破壊力に比べると、M1はなんとなくよそよそしい感じがするんですね(あ、でも未確認はライブで化けた感じですが)。今回のハイタテキ!はそういう意味では文句なしのM1、可愛くてカッコよくてコミカルで健気で切ないエビ中の代表曲のひとつとして、これからも長く演じ続けられるでしょう。まあこれも一個人の現時点での見解ですからね、この先どうなるかはわかりません。干されはしないと思うけどなあ。