僕はクリームはあまり好みじゃなかったので、ジャック・ブルースといえばこの作品、ブルースの退廃的な歌声に、自堕落な生活を送っていた当時の自分のありさまが懐かしく思い出されて、しばし感傷的な気分に浸りました。
このアルバムは日本盤が出たときにレコードコレクターズ誌にレビューを書きました。1987年1月号。
この号の前月に出た1986年12月号に書いたレビューが僕のRC誌における初仕事でした。12月号は11月発売なので、原稿は10月の終わり、ちょうど今頃ですね、そういう時期に書きます。あれから28年か。自分ではつい最近のように感じるんですけどね。
一聴、イマイチだなと思ったのでやんわりと批判的なことを書きました。いま聴くとそんなに悪くないように思えますが、代表作とは言いにくい。例えばこれなんかと比べると、上のブルーノート盤はなんだか管理され過ぎの感あり。
このアトランティック盤、ハンボーン=ジュバ・ダンスの名曲、A1のBig Aliceはこの曲のベスト、素晴らしいアルバムですが、A2のAutumn Songはなぜかハンニバルのトランペット・ソロのトラックが省かれています。ピューレンのピアノ・ソロは明らかにバッキング、ヘッドホンでよく聴くとハンニバルの音が遠くの方でかすかに聴こえます。いい演奏なのになあ。惜しい。これが原因かどうかわかりませんが、このアルバムは長らくCD化されませんでした。確かドイツのKochだったかな、初CDはほとんどブート扱いで出たと記憶しています。今はどうなんだろう? 正規盤が出てるのかな?
というわけで、ジャック・ブルースからドン・ピューレンへと漫然と話が流れましたが、この2人、キップ・ハンラハンの作品で共演していますから、あながち無関係でもありません。もう2人とも鬼籍に入って、生きながらえてる僕は墓守の心境です。
Exotica(AMCL 1027 2)。この作品からアメリカン・クラヴェ・レーベルのキップ・ハンラハンはLPを廃してCDのみのリリースになったと思われます。1992年の録音。僕はこれ、ロンドン、ピカデリーサーカスのタワレコで買いました(またキザなこと言ってスミマセン。そういう特殊な環境で買ったからよく覚えてるんです)。僕はこれのLP見たことありません。
話が長くなりそうなので、今日はこの辺で。






