EVERYTHING POINT 2
やっと見終わりました。タイトルは(ちょっと強引ですが)VANISHING POINTのモジリ、1971年の有名なロードムービーです。
ロードムービーといえば、僕的にはモンテ・ヘルマンの『コックファイター』とか『断絶』(ウォーレン・オーツのGTO!)なんですが、話が長くなるのでそれはまた今度……
というわけで、ロードムービー風にエビ中の2014年春ツアーを追った記録です。昨年出た2013年春ツアー版の続編。第一印象として、今回は何だか食事の場面がより多いような気がします。錯覚かな?
こういう特典映像的なパッケージもファンにとっては有難いのですが、僕としてはやはりもっと表藝が見たい。何といっても彼女らはプロのパフォーマーですからね。そこがきちんとあっての舞台裏であり特典映像なのでしょうが、まあこの作品は作るほうもドキュメンタリーのつもりで作ってるからそういうものとして見るべき、ときに冗長だったり曲がブツ切れだったりするのには目を瞑りましょう。
この春ツアーではメンバーそれぞれがソロ曲を披露(新加入のかほりこは彩ちゃんソロのお手伝い)しましたが、それらはきちんとフルで収録されています。僕はこのツアー、箱はZEPPダイバーシティとパシフィコ横浜しか行けなかったので、現場で見たのは彩ちゃん(+かほりこ)ソロとりななんソロだけです。りななん、途中で歌詞が飛んで、見てるほうはハラハラしましたが、何とか乗り切ったのはやっぱり場数でしょうね。かほちゃんも自分のパートで歌詞が飛んで、これは立場的には先輩の彩ちゃんの足を引っ張る格好になったから、曲が終わるまで本人は針のムシロだったでしょうね。終わってからみんなに慰められてる姿が印象的でした。
おもちのソロもよかった。曲が彼女に合ってます。あの子は歌を歌うと、ときどき天から何か降りてくる。個人的には2年前のDeerhoofとの対バンで(僕はDOMMUNEで見ましたが)それが初めて如実に感じられました。オリジナル曲でのソロは今回が初めてなので、多少固いところもありましたが(本人も自分の出来に納得はしてないようですが)、彼女はまあ心配ないでしょう。
その他のメンバー(みれいちゃん、りかちゃん、ぁぃぁぃ、彩ちゃん)は、それぞれの持ち歌をすでに何度か披露した経験もあることから、いずれもそこそこ安定の出来。もちろんソロ歌手として独り立ちするにはまだまだ勉強すべきことはたくさんあります。僕らもただ鼓舞したり見守るだけではなくて、彼女らを批評、評論の対象として、つまりは一人前の表現者として扱うときがそろそろ来てるのかも知れません。ときに厳しいことも言わねばなりませんが、彼女らにはそういう意見を受け止めて咀嚼する力がすでに十分備わっていると思います。
いずれにせよ、2013年版と見比べると、彼女らはずいぶん大人になりました。あ、もちろん新加入のかほちゃん、りこちゃんは除いてですよ。この二人にとっては初めてのツアー、既存のメンバーと比べると、映像ではどうしても幼さばかりが目立ちますが、このツアーを通じて立派にエビ中の一員になりました。さらにこの夏、何回かのフェスを経て、この秋ツアーでは見違えた姿を見せています。あともう少しですね。
明日は秋田でフリーライブ、この秋はほぼ毎週何かしらイベントがあって有難い反面、他の用事と被ったりすることも多く、今のところ登校率は50%程度ですが、まあこのくらいがちょうどいいかな。毎週だと手紙に書くことなくなっちゃいますからね。
