銀塩カメラ | 霽月日乗・ホーマーEのブログ

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個人の備忘録です。

ついこのあいだ、友人との会話のなかで銀塩カメラの話題が出ました。まさかこんなに早く駆逐されるとは……などと嘆くのは老人の繰り言のようで、決して本意ではないのですが、たしかに自分でもほとんど撮らなくなったので偉そうなことも言えません。僕みたいなシロウトにはスマホのカメラで性能は十分だし、現にこのブログに載せる写真だって、わざわざ別のカメラで撮ったりしませんからね。

古いカメラ、うちにもいくつかありましたが、レンズも含めあらかた処分しました。

いま手元にあるのはこれだけ。独コダックのRetina Ⅱc(小窓)です。

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沈胴式レンズです。蓋を開けるとレンズ部分がせり出してくる仕組み。閉じるとコンパクトにまとまります。

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このカメラの美点はいろいろありますが、僕の気に入ってるのは何といってもレンズですね。キセノンf:2.8/50mm、いわゆる標準レンズですが、恐ろしく写りがいい。

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ここにその見本をアップしたいところですが、それは面倒なので(笑)やめときます。とにかくメリハリがあって、発色がよくて、ニュアンスがよく出て、しばらくの間、このカメラ(というか、レンズ)のとりこになりました。でもデジカメの使い勝手のよさには勝てず、特に運動会とか学芸会とか、望遠で動くものを捉えないといけない場面ではお手上げなので、しぜん出動回数は減りました。このカメラも長らく現役だったのですが、今やほぼ骨董の仲間入りです。

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シャレオツな革ケースに入った露出計(もちろんセレン)、シビアな場面ではとても信頼できませんが、これはこれで愛すべき小物です。一応まだ光に反応はしますよ(笑)

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速写ケースもきれいな茶色でシックですが、うちの子供らは小さい頃、このカメラを「おじいさんのカメラ」と呼んでいました。新美南吉の『おじいさんのランプ』を連想して、当時は軽くショックを受けたものですが、いま見るとなるほど、その通りですよね、現物も使う人間も。言い得て妙です。

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えーと、上の写真、レンズの左上に孔が空いてますよね。長い間この孔は何だろうと怪訝に思っていたのですが、カメラ友だちがあるときふと教えてくれました。沈胴式ですから、蓋を閉めるとレンズが引っ込むのですが、その際の空気抜き用の孔だそうです。さすがドイツ、こういうところ藝がこまかい、と感心した記憶がありますが、レチナをお使いの方はとっくにご存知ですよね。

さて、今日はこれからちょっとエビ中関連の推しごとに関する打ち合わせ、そのあとは少女劇団いとをかしの第一回公演を見てきます。詳細は後日。