ステッカーチューン | 霽月日乗・ホーマーEのブログ

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個人の備忘録です。


自転車を「カスタマイズ」する、
つまり自分の好みに改造するに
当たっては、まずグリップや
バーテープ、ベル、サドルなど、
自力で手軽に変更できるパーツ
から始めるのが常道です。

走行に直接関係するブレーキや
ホイール、変速機なんかは知識と
経験、それに道具がないとなかなか
ハードルが高い。もっとも、
自転車をいじる癖がついてくると、
いつの間にかその辺の領域にも足を
踏み入れることになるんですけどね。

フレームとかフォークに好きな
ステッカーを貼るのもカスタマイズの
初歩として誰もが通る道です。

ステッカーを貼る意味は二つあって、
一つは今申し上げたようにお化粧の
意味合いが強いもの、もう一つは
旧車を再塗装してレストアする際、
もとのメーカーのロゴを忠実に
再現する処置のため。

後者の場合、日本ではあまり
見かけませんが、外国では
こんな感じでセットで販売されて
います。

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(これは英国ラリー社のレコードというモデル用。蛇足ですがこのメーカー名、日本ではラーレイとかラーレーとか表記されますが、本来の発音はパリ・ダカール・ラリーの「ラリー」と同じです)

この手のステッカーは名車のものが
多いので、見かけだけでも自分の
駄車をアップグレードしたい、という
方々だって利用するのですね。

こういうのを、ステッカーチューン、
といいます。

サイクリングロードで、街中で、
対抗車とすれ違うとき向こうの
車種をそれとなく確認します。
車体の感じでただちに特定できる
場合もありますが、普通はまず
ヘッドマーク、ハンドルの直下の部分
ですね、いわば自転車の顔、そこに
ついているシールをチラ見する。
シールじゃなくてバッジや
プレート状のものもあります。
そして自分の車両と瞬時に引き比べて、
その優劣に軽く一喜一憂する……

はっきり申し上げて愚かなことです。

でも延々と自転車をこいでいると、
脳内の酸素が足りなくなるのか、
理性的な判断ができなくなる。
こっちのヘッドマークをちらっと見て、
フン、大したことないな、という
ほのかな侮蔑を示される(まあ大抵は
気のせいなんですけどね)と、
さらにこれが何度も続くと、
なんとなく不愉快になる。
分かる方は分かりますよね、この
気持ち。

僕の愛車はもともとは昔の近鉄電車
みたいな、阪急マルーンに比べると
少し下品な(近鉄の人ゴメンナサイ)
小豆色だったのですが、校庭の鉄棒の
ようなヴィンテージ感を出したかった
ので黒一色に再塗装したところ、
そこは廉価版の悲しさで、なんだか
無印良品の自転車みたいに見えたん
ですね。

もうちょっと何とかならないかなあ、
といろいろ考えた挙句、忸怩たる思い
ながら、ステッカーチューンに手を
出してしまいました(´・_・`)

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アレ?  なかなかカッコいいじゃん
(笑)
それに顔が決まると全体が引き締まります。英国BSAのヘッドマーク。日本だと
オートバイの方が有名でしょうが、
自転車でも老舗です。
上の方、ちょっと剥がれてるのも
ウェザリング感が出てイイ感じ。

ということで、調子に乗ってフォーク
にも貼っちゃいました。

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これは英レノルズ社(鋼管メーカー
です。レイノルズと表記されることが
多いですが、正しくはレノルズ、
二重母音じゃありません。綴りに引き
ずられないように)のステッカー、
ここのパイプを使った自転車は
まず高級品です。

ちなみに愛車のフォークはクロモリ
鋼ではなく、ハイテンションガール、
でもなくて(笑)、ハイテン鋼。

そもそもBSAにこんな車種がないこと、レノルズ501のフォークがこんな形な
わけないことは、見る人が見れば
すぐに分かります。

でも道ですれちがいざま、ビアンキ
とかジャイアントあたりの、今様の
アルミ製ロードに乗った方々に、一瞬、お?と思わせる程度の効果はありそう。

最初のうちはそういう反応を面白がっていたんですが、そのうちどうでも良くなってきました。無理に剥がすと跡が汚くなるので、今はとりあえずそのままにしてあります。

今日の文章、自分は実はカツラ
でしたとカミングアウトする人は
こんな気分なのかな(笑)
と、書いてて感じました。

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といいつつ、こんなところにも!

イカンです。