【 遺  言 】 和 真 へ -3ページ目

     【 遺  言 】 和 真 へ

 
    キミは僕たち夫婦にとって、
   何より大切な存在です。

   いつかキミが
   ある日たまたま
   このブログを見てくれると信じて
   キミに伝えたい色々なことを
   ここにまとめました。

キミはまだ3歳なので、大きくなったときどんな風になっているのか



まだわかりません。




でも、なんとなくですが、、



あまり運動神経や反射神経が良さそうにありません。



僕の読みが間違っていればいいですが、今のキミは



よく言えば慎重、悪く言えばヘタレ、という感じです(笑)






でも、大人の会話を概ね理解できる言語読解力はすばらしいと思います。




いまのところ、スポーツや趣味的なものには興味を示しません。




いつも棒切れを持って振り回しているので、剣道でもどうかと見せてみても興味を示さない。




絵を描くのが好きなので、絵の教室に・・と思っても興味なし。







でも何か自分で好きなものをみつけて、



その道で精進しながら色々なことを学んで欲しいというのが僕の本音です。





できれば、社会に出るまでに何かの道で自信をつけて欲しい。





集中力や研究心、体力トレーニング、そして日々の練習など



さまざまな要素が必要なものが理想です。






続けることの大切さ




諦めない心の大切さ




学ぶことの重要性





そういったことに気付けるのは、学問ではない気がしています。






もちろん、学力が足りなければ、社会で生き抜く能力は低くなります。






人に頼らず、地道に自分の頭で考えながら人生を楽しんで欲しい。






それが僕の勝手な願いです。





キミがはじめて遊園地に行ったのは、3歳の冬です。




地元動物園の隣にある、古くて小さな遊園地です。




人気がないのか、日曜のわりに人が少なくて




乗りたいものにはすぐ乗れるという状況でしたから




小さな子供を連れて行くには良い環境でした。





キミは、遊園地に着く前に車の中で眠てしまっていたせいか




あれほど遊園地に行きたがっていたのに、遊園地に着くと




ぐずって車から出ようとしませんでした。




それでも、抱っこをして遊園地の入り口まで来ると




自分で見つけた遊具に向かって走っていきました。






機関車類の安全な乗り物を一通り乗ったあと、




ちょっと早いコースターを見つけて「あれに乗りたい!」と言い、




一緒に乗ると、スピードが上がるにつれ顔が硬直し最後まで固まっていました。




乗り終えたあと、




「あれ恐い。もう乗らん。」




と、しきりに言ってました(笑)









その後も人気のない公園で遊ぶがごとく




色々な昔ながらのアトラクションで遊び、




ご機嫌で帰りました。






次はもうちょっと人が多い、



大きな遊園地に連れて行ってあげようと思った1日でした。




キミが3歳のクリスマスプレゼントに




僕は補助輪付の自転車を買ってあげました。





でも、キミは自転車がピンとこなかったらしく




あまり喜んでくれませんでした(笑)





はじめて自転車に乗る練習をしたとき、




補助輪がついているのに、転んでしまい




以降、さらに興味を失ってしまったようでした。






でもそれから何度か一緒に公園まで自転車で行き、





途中でおしりが痛いとか足が痛いといって




僕に自転車を押し付けて歩いていましたが、




歩くのも途中でイヤになって




自転車を持った僕に泣きながら抱っこをせがんだりしました。






正直、




滅茶苦茶しんどかったです(笑)






来年は、





もうちょっと喜んでくれそうなモノを探しておきます。









学生生活を終え、社会に出て働くようになると



キミは社会人です。




社会人は、基本的に仕事があります。



仕事というのは、原則的に忙しい。



忙しくなければ、仕事をしていないといえます。




ただ、



毎日忙しく仕事をしていても



それが自己実現に向かっていなければ



それはただの労働であって、努力ではありません。




労働は、ほぼお金を得るための行動であり



目的意識の乏しい活動を指します。





キミの家族や仲間が明るく平和であるために



キミがやるべき活動が仕事とイコールだったら



それは努力でしょう。





大切なのは、目的意識です。





何も考えることをせず、



がむしゃらに何十年働いたとしても



どこにも辿りつけません。






それでもいいなら、そうすればいい。






キミの人生ですから、キミが決めればいい。







僕は、普通のサラリーマンの方と比べると仕事上の付き合いが多いので



あまり早く自宅に帰れないことが多かったのですが、



キミが生まれてから、どうしても早く帰りたくなったので



かなり人付き合いが悪くなりました。





それでも、キミの顔を見ていたいと思ってしまうほど



親ばかになっていました。




まだ立つこともしゃべることもできないキミの将来について



お母さんと一緒に話し合うことも頻繁にありました。






はじめて寝返りができたとき



お母さんは、わざわざ電話してきたほどです。





それまでは、週に3日は外食だったのですが、



月に29日は家族で過ごすようになりました。





キミがはじめて歩いたとき、



僕は涙が出るくらい嬉しかったことを覚えています。





先天性の病気になってないだろうか



足が不自由だったりしないか



色盲だったりしないか



知恵遅れだったりしないか




いろんなことを心配しました。





だから、昨年、幼稚園の受験に合格したときは



心から安心しました。





合格したことよりも、



「正常ですよ」



と教えてくれた気がしました。







心から感謝しています。




ありがとう。









地球上の人類のうち、約90%の人は何らかの宗教に入信している。



そのデータからすれば、「宗教は悪だ」とは言えないかも知れない。



でも、そのうちの大半の人々は、生まれたときから親などによって


本人の意思とは関係なく入信させられることが多い。




ちなみにウチは、


世界では珍しい無宗教の家庭であります。



キリスト教をはじめ、


さまざまな新興宗教などからお誘いを受け続けてきましたが


未だどこの宗教にも入信しておりません。




その理由は


僕が、キリスト教でいう「神」とかそれに該当する


崇拝すべき対象のすばらしさを


信じていないからです。




でも勘違いしないでください。



信じている人を軽蔑したりしているわけではありません。



「 僕が 」 信じていないだけです。





そうとう不運だと思えるような出来事も経験してきましたが、


そんなことは、人生で誰にでも起こりうることだと思っているし


自分がちょっと不運だからって、理解できない何かの導きによって


頑張れば運気が上がるとはどうしても思えないからです。




いいこともあれば悪いこともある。




それが人生。





大事なことは、


災難にあっても


しっかり前を向いて生きられるかどうかです。




不運や災難を恐れてはいけない。


そんなものは、恐れるだけムダです。




どんなことがあっても


笑って前進できるタフな人になって欲しいと願います。



2013年になって早々、水疱瘡になったキミは


あまり食事を食べてくれません。


僕たちも、調子が悪いのだから仕方ないと


ついつい甘いものなどを中心に与えてしまったせいか


体調が戻ってきても食事が戻っていないので心配しています。



キミが好きなものは



カレー


かまぼこ



いくら


えび


豆腐


ゆで卵


水炊き


鶏のから揚げ



などですが、


他の肉野菜をとれるものは、ほとんど食べません。


ハンバーグやコロッケも食べてくれません。


でも最近、これまであまり飲まなかった牛乳を


少しずつ飲むようになってきました。


なんとなく安心してます。





僕が友美と結婚したのは、平成20年8月8日。


そして、平成21年6月21日。


キミ(和真)は生まれました。



年齢的に少し遅めの結婚・出産だったせいか、


お母さん(友美)はキミの出産前に体調を崩し入院しました。


このとき、僕はキミの心配より友美の心配が先でした。



だから、キミが生まれた後、お母さんは2人目(キミの兄弟)を欲しがりましたが


僕はお母さんの健康を優先して、2人目を作らないことにしました。


(お母さんには、金銭的なことを理由にしています。)



キミが生まれた日、僕はキミを病院の新生児室ではじめて抱っこしたとき


キミはすごく小さくてかわいい手で、僕の指を握ってくれました。


自然と涙がこぼれました。






お母さんは帝王切開だったので、キミを出産したあと高熱を出し痛みに苦しみました。


痛む姿がひどいので「鎮痛剤を飲んだらどうか」と何度か言いましたが、


友美は「和真に母乳を飲ませたいから」といって


最後まで鎮痛剤を飲みませんでした。





30代後半の僕たち二人にとって、キミは間違いなく宝物になりました。


毎日、少しずつ成長するキミを見ながら家で過ごすのが何よりの楽しみになりました。





キミが健康を損なってはいけないと思い、僕は20年間やめられなかったタバコをやめ、


その後12キロ太りました。





はじめての寝返り、


つかまり立ちをした日、


はじめて歩いた日。




すべて僕と友美の二人で見守りました。





いまキミは3歳半になり


正月元旦早々、水疱瘡になりました。


2日後には全身、水疱瘡だらけで40度の熱を出し、


体をかきむしりながら痛いと泣き続けました。



約3日間、一歩も外に出られず、泣きじゃくるキミの相手をするのは大変でしたが


それでも一緒にいると幸せを感じました。


生まれてくれて、本当にありがとう。


和真を産んでくれて、本当にありがとう。


平凡な毎日だけど、そう感謝できる日々が僕にとって何より幸せな日々です。







キミが大人になる頃、日本が経済的に破たんしているのではないかと


僕は危惧しています。





だから日本以外でも生活できるように、キミは英語を話せるようになっておく必要があるし


人生を歩む過程で、直面する問題を解決する能力を身に付けて欲しいと願っています。






できれば筋を通して生きる大切さや


嘘をつかないことの重要さを教えていきたい。






そして僕が死んでしまった後も、


しっかりと強く正しく生きて欲しい。







心からそう願っています。








和真にささげる

                   1歳の和真と。