こんにちは♪
ココロとカラダのセラピスト
薬剤師 岡田麗花です。
自分のカラダが、自ら治そうと、癒そうとする力
『ココロとカラダの自然治癒』についてお伝えしています。
今日ももう少し、『 自然治癒力 』 について、紐解いていきましょ。
前回、自然治癒力がスムーズに働く為に、体内の 『 恒常性の維持(ホメオスタシス)の働き 』 が大切、とお話ししました。
でも、やはり少し教科書的なんだよね。
自然治癒力 も、ホメオスタシス も言葉があまりにも浸透していない。
極めて限りなく、知っている人は知っている、の分野。
発熱や下痢・嘔吐・頭痛は 『 病気を治そうとする 』 反応。
カラダが治そうとしている間は、カラダの働きを止めない。 ジャマしない。
これが、ヒポクラテス が言った定説。
そして、自然治癒力には、体内のホメオスタシスの働きが大切ってこと。
ここまではおさらい。
詳しくは、自然治癒力シリーズをみてね。
さて、では、ホメオスタシス が働くには?
『 自立神経 』 が頑張っているんです。
ちょっとまた難しい説明になってしまうかもしれないんだけど、
どうしても必要なの。
まずは、神経系とは
1. 中枢神経と末梢神経
中枢神経は脳と脊髄のことを指します。
脳は物事を考えたり指令を出したりする司令塔としての役割を果たしています。
脳の構造
大脳皮質…体性系、自立系の最高中枢
大脳基底核…主として運動系
視床…主として感覚系
視床下部…自立系の三次中枢、内分泌との連絡
小脳…運動系の調節中枢
中脳・橋・延髄…自立系の二次中枢
それに対して、末梢神経は 「 中枢神経以外の神経系 」 を指します。
末梢神経は中枢神経に繋がり、そこから全身に伸びています。
脳や脊髄などの中枢からのシグナルを体全体に伝えるため、
末梢神経はとても重要な役割を果たしています。
2. 自律神経と体性神経
中枢神経からの命令を全身に伝える末梢神経は、
自律神経と体性神経の二つに分けられます。
「 自分の意思によって動かせるかどうか 」 で判断することができます。
「 手を動かす 」 や 「 足を曲げる 」 など、
「 自分の意思に関わって働く機能 」 が体性神経です。
一方、食べ物を食べた後の 「 消化液の分泌 」 や、「 心臓の動き 」 など、
「 本人の意思とは全く関係なしに働く機能調節 」 が自律神経です。
ようやく自律神経が出てきました。
これを一つ一つ理解していくのは難しいんだけど、自然治癒力に関連する働きをピックアップして、お届けしていきますね。
情報を判断するために、人間本来のカラダのメカニズムを知ること。
いろんな情報や流行に左右されない、自らのチカラを信頼してみましょ。
明日からも楽しみにしていてくださいね。
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『ココロとカラダのセラピスト』岡田麗花
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ココロとカラダのセラピスト
薬剤師 岡田 麗花
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2016/12/4