スパイラル・バランサーの破損 | 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

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名古屋で自然志向の本物の輸入住宅を造りたいと思って、カナダから外壁用レンガ、ドライウォール用資材、バスタブ、キッチン・洗面キャビネット、水栓金具、自然素材等を輸入しているビルダーです。環境・アレルギー・アトピーの症状に配慮した家づくりを目指しています。



岐阜県のお客様から、アパートの輸入上げ下げ窓が開けられない
ということでご相談を頂きました。

輸入サッシは、カナダのCWDウィンドウ製樹脂サッシ。

こちらのシングルハング(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)は、少し
特殊なスパイラル・バランサーと呼ばれる吊り金物が使われています。

螺旋状に動く金属棒がバランサーに仕込まれていて、それがバネの
力で建具を持ち上げて開閉させるという構造になっています。

つまり、バランサーが経年劣化で破損してしまうと、窓を持ち上げる
ことが出来なくなり、サッシを開閉させることが難しくなります。

バランサーの寿命は15年程度ですから、そのタイミングが来たら
建物の全ての窓バランサーを交換しなければならないのですが、
殆どのおうちではそれ以上の年数が経っても使い続けているのが
現状です。

耐用年数を超えている訳ですから、いつ壊れても不思議ではないのですが、
突然そうなると多くの人はパニックになるかも知れません。

国内のリフォーム屋さんやサッシ屋さんは、輸入のバランサーには
慣れていないと思いますので、材料の調達や施工に関しても
やったことがないということが多いと思われます。

CWDは既にプライジェムという会社に吸収合併されて会社が存在
しませんから、カナダのメーカーに部材供給や施工をお願いすることも
出来ません。

ですから、私たちのように海外の部材メーカーから直接材料を入手し、
交換施工まで行えるという会社は国内でも珍しい存在かも知れません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。