片引きだから開けられない | 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

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名古屋で自然志向の本物の輸入住宅を造りたいと思って、カナダから外壁用レンガ、ドライウォール用資材、バスタブ、キッチン・洗面キャビネット、水栓金具、自然素材等を輸入しているビルダーです。環境・アレルギー・アトピーの症状に配慮した家づくりを目指しています。



日本のサッシは、引き違い窓にしても掃出しサッシにしても、2枚ある
建具(ドア)の両方共開閉することが出来ると思います。

でも、よ~く考えてみて下さい。お庭に出たりベランダに出たりする時、
皆さんはどちらか一方のドアしか開け閉めしないはずです。

つまり、もう片方のドアは常に閉まったままという人が100%ですよね。

ですから、欧米のサッシはどちらか一方をはめ殺しにして、開け閉め
出来ないように作られています。

どっちも開けられるようにしておいた方が便利じゃんという方も
いらっしゃるかも知れませんが、20年以上開けないドア(窓)を
開けられるようにするなんて、お金も手間も無駄ですよね。

また、片側しか開けられなければ、防犯上もどちらか一方だけを
対策すればいい訳ですから、家の安全対策もシンプルです。

写真は、北米で入手出来る防犯用のバー製品。長さ調整が可能ですから、
掃出しサッシや片引きの引き違いサッシの大きさに合わせて幅を変える
ことが可能です。

これを可動建具(ドア)のレールに載せて固定すれば、建具は開閉
出来なくなります。勿論、簡単に取り外しも出来ますから、庭などに
出るにも支障はありません。(防犯バーを縦使いすれば、シングルハング
サッシの防犯にも使えます)

(輸入サッシの場合、可動側の建具ははめ殺し側の建具よりも室内側
に位置することが殆どですから、防犯バーも室内側に取り付けられます)

日本人は防犯に対してはやはり意識が低いからか、窓についても
欧米ほどの合理性がありません。

輸入サッシはメンテナンスが面倒だと考えて、国産サッシにする人も
いらっしゃいますが、輸入サッシの手入れさえ出来るようになれば、
メリットの方が大きいかも知れませんよ。

因みに、輸入の掃出しサッシは、強化ガラスを2重にしたペアガラス
ですから、その点も素晴らしいですよね。

(その殆どが、遮熱型のLOW-E断熱ペアガラスでもあります)

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