こちらは、今朝アメリカから届いた戸車(ローラー)部品。
サッシは、リッチモンド(Richmond)製のスライディングパティオドア
(掃出しサッシ)です。
ドアは1枚80kg以上の重さがありますから、このくらい頑丈な鉄で出来て
いないと、長い年月のうちに破損してしまいます。
ドアにはこの戸車部品が2つ付いていますから、合計4個のローラーが
下枠レールの上を走ります。
もの自体はびくともしないくらい丈夫なのですが、雨漏れでドアの木枠が
腐ってしまったりすると、この戸車にも水が付着して金属が錆びて
劣化することもあります。
また、日頃からレールの溝を掃除する習慣があるお客様ならいいのですが、
殆どの人はゴミや綿ボコリが溜っても気にしないのが普通です。
そうなると、そのうちローラー部分にホコリが絡んで、戸車がスムースに
動かなくなります。
勿論、ドアの建て起こし(水平・垂直)の調整を全くしていないという
こともよくありますから、たくさんのホコリと相まってドアが重くて
開けられないといった状況になります。
窓の防水メンテナンスや建て起こし調整、掃除といったことを定期的に
行うだけで、輸入サッシは不具合もなく長く使い続けられるだけの
ポテンシャルを持っていますから、輸入住宅にお住まいの皆さんは
適宜お手入れをお願いします。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。