指が入るようなら、交換です | 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

名古屋で自然志向の本物の輸入住宅を造りたいと思って、カナダから外壁用レンガ、ドライウォール用資材、バスタブ、キッチン・洗面キャビネット、水栓金具、自然素材等を輸入しているビルダーです。環境・アレルギー・アトピーの症状に配慮した家づくりを目指しています。



浜松市のお客様の現場から引き揚げてきた輸入サッシの建具です。

ご覧の通り、建具の木枠が黒くなって腐っています。

こちらの窓は、ハード(Hurd)製のダブルハングサッシの上窓です。

腐ってしまった原因は、屋外側のガラスの周囲から雨が建具の中に浸入し、
それが木枠の内側から徐々に木を腐らせたというものです。

ですから、腐りが目に見える表面に現れてくる段階になるまで、お客様は
木の腐食には気が付きません。

また、窓を閉めたままで長年過ごしているという生活では、腐ってきて
いる状況が、窓枠に隠れて見えませんから、随分酷い状態になってからしか
発見することが出来なかったという例も少なくありません。

単純に少し黒く変色しているだけなら、目を瞑ってそのまま使い続ける
ということもありかも知れませんが、その箇所を指で押してみてズブズブ
指が入っていくようであれば、建具を新しいものに交換する以外に修理する
方法はありません。

また、そのまま使うという選択が出来たとしても、ガラスの周囲や外装の
アルミカバーのつなぎ目などを防水処理してやらなければ、雨が浸入を
続けますから、ちゃんとした処置をしてやる必要があります。

木枠だけでなく、ペアガラスの中に水や湿気が入ってしまう内部結露という
状況にもなりますから、サッシの防水処理は10年に一度はやって頂きたい
と思います。

また、月に一度くらいは家の全ての窓を開けて、点検がてらサッシを乾かす
という作業をやるようにしましょう。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。