サミット(Summit)社の掃出しサッシの鍵が掛けづらくなってきた
という相談を頂きました。
鍵を掛ける為のロックレバーを上げ下げしても、ロックが掛かったり
掛からなかったりという状況らしい。
レバーを操作すると、ロックラッチが出たり入ったりするのですが、
それをアクションさせるバネが飛んでしまったり、千切れてしまったり
すると鍵がうまく掛からないという症状が出ます。
バネはロック金物の中に入っていますし、金物は分解修理することが
出来ませんから、バネを交換して直すということは不可能です。
多くのお客様は、まだ何とか動くから暫く使ってから交換しようと
考えるのですが、実はそれは危険かも知れません。
まだラッチが動くうちはいいのですが、最悪の状況になるとラッチが
ロックの受け金物にガッチリ噛んだまま動かなくなり、鍵が解除出来ない
ということになったり、逆にラッチが受け金物に引っ掛からなくなり
鍵を掛けられないということにもなります。
どちらの場合も、生活する上では相当なストレスとなるでしょうから、
すぐにでも修理したいということになります。
ただ、こうした金物の多くは北米から調達しなければなりませんので、
入荷するまで何日も掛かるのが普通です。
昨年の春頃は、世界中が新型コロナウィルス蔓延で製造がストップしたり、
物流が滞ったりしましたから、そんなことがあると更に入荷が遅れます。
ロック関連の場所は、家のセキュリティにも係る問題になりますから、
変な感じがしたら躊躇せずに交換・修理を考えることが大切です。
勿論、日頃掃出しサッシをメンテナンスしていれば、そうした部材の
寿命を延ばすことも出来ますが、そういうお客様は少ないはずです。
そういう場合は10~15年程度が寿命ですから、定期的に交換しましょう。
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