年末に間に合いました | 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

名古屋で自然志向の本物の輸入住宅を造りたいと思って、カナダから外壁用レンガ、ドライウォール用資材、バスタブ、キッチン・洗面キャビネット、水栓金具、自然素材等を輸入しているビルダーです。環境・アレルギー・アトピーの症状に配慮した家づくりを目指しています。



一昨日、リッチモンド(Richmond)社製の輸入アルミクラッドサッシの
建具等の取付けに静岡県熱海市まで行ってきました。

ボウウィンドウの大きなケースメント建具が5枚、ダブルハングサッシの
上下建具合わせて4枚。合計9枚の建具を取り付けてきました。

こちらの建具は、雨当たりの多い場所にあって、ガラスと建具枠との境目から
雨水が建具内に侵入して、木部が腐ったりペアガラス内が内部結露したり
した為、全ての建具を分解して補修すると共にペアガラスを交換しました。

曇っていたガラスが美しく光って見えるのが、写真でも分かります。

トステムが輸入・販売していたリッチモンドのサッシですが、今では輸入を
されていませんから、新しく建具を取り寄せて交換するということは出来ません。

ですから、建具をパーツ毎に分解して、既存のガラスの実寸サイズを計測して
全く同じペアガラスをオーダーで製作しました。

また、LOW-Eガラスにしていますから、通常のガラスよりも断熱性能や耐紫外線
性能が格段によくなっています。

建具を分解したと簡単に言いますが、これを破損させずにきれいに外し、
ガラスを交換した後にまた組上げるのは、相当な労力と時間、そして特殊な工具
が必要となります。

勿論、専門知識もないと中途半端にしか修理が出来ませんから、普通のサッシ屋
さんやリフォーム屋さんでは歯が立たないと思います。

また、ガラス交換だけでなく、輸入のグリルピンを交換したり、網戸の固定ピン
も付け替えたりしていますから、新築時のオリジナルな状態に近い状況にまで
もっていっています。

こういう芸が細かいことが出来るのも、私たちくらいかも知れません。

それにしても、1枚30kg以上もあるボウウィンドウの建具は、脱着するのに
本当に苦労しました。

そうそう、ボウウィンドウの建具には、ロックが上下に2つ付いています。
こういう場合下側のロックだけしか掛けないというお客さんもいますが、
それでは上側の建具が十分に引き込まれず隙間が生じてしまいます。
(よく見ると、建具が傾いて窓枠内に納まっているのが分かります)

そこから雨漏れしたり木が腐ったりしますから、必ず全ての窓のロックを
閉めておくように習慣付けて下さいね。

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