楕円のペアガラスは難しい? | 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

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名古屋で自然志向の本物の輸入住宅を造りたいと思って、カナダから外壁用レンガ、ドライウォール用資材、バスタブ、キッチン・洗面キャビネット、水栓金具、自然素材等を輸入しているビルダーです。環境・アレルギー・アトピーの症状に配慮した家づくりを目指しています。



輸入住宅ではドアや窓の上に半円形の飾り窓(ハーフサークル・ウィンドウ)
を取付けているおうちをよく見掛けます。

その中には、円を少し押し潰したような楕円のハーフサークル・ウィンドウ
(Elliptical window、エリプティカル・ウィンドウ)というものもあります。

今回愛知県のお客様から、楕円のハーフサークル・ウィンドウのペアガラス
の中に放射状に組み込まれた飾り格子が外れてしまい、困っているという
相談を頂きました。

ペアガラスは分解することが出来ないものですから、ガラスごと交換しない
限り元に戻すことは出来ません。

ただ、この輸入サッシは、既に製造がされていないウェンコ(Wenco)社の
窓ですから、このメーカーに依頼して同じガラスを作ってもらうことは
不可能です。

こういう場合は、別の会社にお願いしてペアガラスを作ってもらわなければ
いけないのですが、楕円のガラスを同じように作ってくれるところは
なかなか少ないというのが現状です。

それは、ガラスの周囲に取り付ける気密スペーサーを左右同じ形に曲げる
仕事が難しいという問題があるからのようです。

勿論、既存の窓を製造したサッシ・メーカーであれば、同じ型がある
でしょうからその型に合わせて同じものを作ることは可能なのでしょうが、
違うメーカーでそれをやってくれるところはなかなか見つかりません。

もしガラスを作ってくれる会社が見つかったとしても、同じガラスを
作ってもらう為には、窓枠の一部を外してガラスの正確な大きさや形状を
確認する必要があります。

こうした様々なハードルをクリアしてペアガラスを交換しようという
専門ビルダーは、ホームメイド以外殆どいないかも知れませんね。

でも、ガラスが割れたり内部結露を起したりした時は、困りますよね。

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