今日、建具(障子)の木部が腐ってしまったアルミクラッド・サッシを
確認調査してきました。
雨仕舞があまりよくないウェンコのサッシですが、やはり東向きや南向き
のサッシに損傷がありました。
ガラスとアルミの境目から雨が侵入して、建具の奥で木を腐らせたという
よくあるパターンの原因でした。
ガラスの周囲には、ゴム製のウェザーストリップが付いているのですが、
完璧なシールが出来ていないので、水が入ってしまうのは当然です。
ただ、ダブルハングのサッシだけは、シエラパシッフィックのアップグレード
キットを流用して、建具を新しいものに交換することが可能です。
通常は、既存の窓枠にサッシ・メーカーが違う建具を入れるなんてことは
問題外なんですが、アップグレードキットだけはそういう離れ業が可能です。
今回もそういう施工を行うことで、5ヶ所程の窓を修復する予定ですが、
バランサーだけが劣化しているサッシについては、その周辺部品を交換
することで修理をしたいと考えています。
写真は、樹脂製のサイドジャムに内蔵されていたバランサーの各部品を
外してみた所です。
こうした部品は、日本では手に入らないものですから、米国の部品メーカー
に相談しながら、何とか調達をしていきたいと思います。
ウェンコのバランサーは、あまりアメリカでも一般的なものではない為、
劣化した部品を調達するのは結構大変です。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。