豊川市で建方(構造体)工事が完了したレンガ積み輸入住宅 N邸。
いよいよ1月下旬からは、カナダのレンガ職人による
外壁のレンガ積み工事が始まります。
この写真は、先日お客様と配線打ち合わせを行った際に
撮ったものですが、素晴らしい天気に建物も輝いていますねぇ。
総2階のシンプルなデザインですが、構造的には
バランスもよく耐震性能でも有利な形状ではないでしょうか。
特にこのうちは、アメリカの住宅のように掃出しサッシと
いった大きな窓はありません。当然日本的なベランダ(バルコニー)
もありません。ですから、開口部による壁面の欠損も少なく
防犯性も比較的高い建物となります。
そして、外壁がいつもの構造用耐震合板(針葉樹)でなく、
白いパネルの素材が張ってありますよね。
これは、岐阜市のN邸や半田市のK邸でも施工した構造用面材
モイス(Moiss)です。レンガ積みの外壁でも充分な防火性能が
あるんですが、建築確認機関の中には何故かその内側の構造体にも
防火性能を要求してくるところがあるんです。
最高2000度の窯で3~5日も焼かれたカナダのレンガが
燃えるはずはないんですがねぇ・・・?
誰か私たちのレンガを灰にしてもらいたいものです。
まあ、ちょっと過剰な話ですが、それにケチを付けたところで
許可されない状況となるだけですから、ダブル防火構造という
ことでよしとするしかありませんね。
さて、次は特殊防水紙のウェザーメイト・プラスを張って、
ダブルLOW-E・トリプルガラスの輸入サッシを取付けます。
その模様は、またの記事にて。