規格外 | 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

名古屋で自然志向の本物の輸入住宅を造りたいと思って、カナダから外壁用レンガ、ドライウォール用資材、バスタブ、キッチン・洗面キャビネット、水栓金具、自然素材等を輸入しているビルダーです。環境・アレルギー・アトピーの症状に配慮した家づくりを目指しています。

$住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド-カール・ラガーフェルド



ファッション界で規格外のデザイナーとされるカール・
ラガーフェルドという人がいるそうな。

彼は、こう言った。「服があなたに合わせるのでなく、
あなたが服に歩み寄らなければならない」

建築家、安藤忠雄が造る何とも住みにくそうな建物にも
通ずるようなものが、この一言にはある気がする。

逆に、お客もいない状態で、自分たちの都合で建ててしまう
建売り住宅も、お客にそう言って売っているのかも知れない。

前者は、いわゆるオートクチュール。後者は、既製服?

でも、本当に同じなのか?それとも本当は違うのか?

建売住宅は、住宅メーカーが自分たちで規格を決めて
それを忠実に造っていく。でも、お客の生活スタイル
といった細かな要求には応えられない。

お客は、自分たちの理想と引き換えに、コストを優先するし
住宅会社はそれに応えていると言えはしないか。

そして、カール・ラガーフェルドにしても安藤忠雄にしても
彼らはお客の注文に応じてオリジナルで造っているはずだが
自分たちの美意識や観念を変えることがないのだろう。

つまり、お客はデザイナーのそういう部分を求めて
製作をお願いしている訳である。デザイナーの理想は、
お客の理想でもあると言ってもいいかも知れない。

コストにフォーカスを持っていくか、理想にフォーカス
するか。どういったお客と一緒に仕事をしたいか、どんな
家づくりを自分たちは目指しているか、によってビルダーの
あり方も大きく変わってしまうんだろうな。

だから、私たちは、「歴史に愛される建物を造る」という
高い理想を掲げて、仕事をしていきたいと思います。

これも一種の規格外か・・・?でも、こういう規格外の住宅を
自分の理想にピッタリと言ってくれるお客にとっては、
規格通りと言えるのかも知れないですが・・・(笑)