私たち ホームメイドでは、木造2x4工法の耐震構造を形成する為に
構造用耐震合板を床や建物周囲の壁、屋根に施工します。
(行政の指示で、一部別の防火認定材を使う場合もあります)
そうすることで、在来工法の筋交いとは比較にならない程の
高い耐震強度を達成することができるのです。
ただ、そこで気になるのが、1.合板の接着剤の健康被害、
2.吸水による合板の接着性能の劣化の2つ。
私たちは、耐震性には欠かせないこうした構造用合板にも
こだわります。
よく使うのが、カナダのCANPLY(カナダ合板)。勿論、そういった
カナダ製のものだけでなく、国産でもいいものであれば使うように
しています。
私たちが使う針葉樹構造用合板には、すべてアルカリフェノール
樹脂接着剤が使用されています。この接着剤はホルムアルデヒドの
放散量が少ないだけでなく生物劣化や化学変化が少なく、耐久性、
耐水性に優れるという極めて重要な特性を持っています。
この接着剤は硬化する過程で有害なホルムアルデヒドを共縮合する
形で取り込み、合板表面から空気中にホルムアルデヒドが放散
するのを防ぐ特性を持っています。
この為、この合板はホルムアルデヒドの放散量が極めて低く、
JAS規格に定めるホルムアルデヒド放散の最上位等級である特類を
取得しています。(F ☆☆☆☆、フォースターは当たり前ですね)
だから、CANPLYでは「ゼロホルマリン」と広告宣伝しているんです。
この写真にある構造用合板は、被災地 石巻の会社です。
施工したのは震災前のことですが、いいものを作る会社であれば
今後も被災地に貢献できるように、応援していきたいですね。
そうそう、2x4工法に張る構造用合板ですが、通常のメーカーだと
床には12mm、壁には9mmの厚さを使いますが、ホームメイドでは
床には15mm、壁には12mmを使います。
構造にまで健康・安全を求めるのって、マニアック過ぎますかねぇ?
参考サイト:
CANPLY カナダ針葉樹合板
石巻合板工業 構造用合板