ジョイントの補強は、紙でなきゃダメ!! | 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

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名古屋で自然志向の本物の輸入住宅を造りたいと思って、カナダから外壁用レンガ、ドライウォール用資材、バスタブ、キッチン・洗面キャビネット、水栓金具、自然素材等を輸入しているビルダーです。環境・アレルギー・アトピーの症状に配慮した家づくりを目指しています。

以前、石膏ボードを貼った壁や天井にクラックが入らない
ようにする為には、紙で出来た専用のジョイント・テープが
絶対条件だというお話を書きましたが、それをもう少し
詳しく説明させて頂きます。

まず、この写真は、通常使われるプラスチックのメッシュ
テープを石膏ボードと石膏ボードとのつなぎ目に貼って
それを上下に引っ張ってみたところです。


メッシュテープの断裂



メッシュ・テープは、人間の力でも簡単に延びてしまい
それぞれの石膏ボードが上下にずれてしまいます。
そして、そのずれが大きいとプラスチックの繊維が
ちぎれてしまうのです。

これでは、補強の意味がありませんね。


そして、次に紙で出来た専用のジョイント・テープは
どうでしょうか。



強靭な紙テープ



こちらは、比較的厚手の紙で出来ているのですが、
人間の力ではどうにもならないくらいジョイントが
動かない状態です。

皆さんもお分かりだと思いますが、薄いコピー用紙を
水平方向に引っ張っても破れないという特性を利用しています。

そういった特性を生かして施工するのが、本当の建築なのです。

これは、水性塗料で仕上げるドライウォールだけの施工
ではありません。ビニール・クロスを貼る内装でも
下地となる石膏ボードは同じですから、紙で出来た専用の
ジョイント・テープを使わないでクロスを貼るのは
施工不良と考えるべきでしょうね。

皆さんは、どう思いますか?