あの日は、暑い夏の日でした・・・。
夏頃になると様々な学校の地元の小学生4年生が消防署の見学にくるのです
見学の内容は、1~4班くらいに分かれて、それぞれが 「指令室」 「消防署内」
「車庫の消防車両、救急車両」 「救助訓練大会の実技見学」を見学します![]()
その中で、「指令室」の見学時に実際に事務所内から「119番をかけてみる体験」が
できるのです
たいていの小学校は、先生方が事前に来署する打ち合わせで、「学級委員長の子
が行います」とか、「くじ引きで決めてきます」等の回答をして、「生徒の誰が119
番通報をするのか」代表者を決めてくるのですが、
そのクラスだけは、何も決めていない状態で見学に来てしまい、先生がとっさの
思いつきで、その場で「ジャンケン」をし、40名の生徒数の中で、先生に勝った
生徒1名が「119番通報をする」ということになりました
約40名の生徒の中、1名の女の子が最後まで先生に勝ち、代表になり、「119
番通報の体験」をしました![]()
実際に事務所内からの通報を自分がとり、
自分の「火災ですか
救急ですか
」との質問に女の子は「救急です
」としっかり
答え、
「場所を教えてください
」⇒「〇〇町〇〇番地です
」とのように大型スクリーンに
女の子の家が表示され、無事に体験は終了しました![]()
それから、1時間半程たった頃でしょうか・・・。
実際に「119番通報」がありました![]()
その時に指令室にいた職員全員が凍りつきました・・。
そして、その中の誰かが言いました・・・・・
「さっきの子の家だ・・・。」
通報内容は、その子の祖父がCPA(心肺停止状態)と
のこと![]()
現場到着した、救急隊の観察では、蘇生対象外でした・・・。
蘇生対象外とは、すでに死後硬直が始まっていて、手の施しようがない状態の
事です![]()
しかも、死後硬直は死亡時刻から1時間半~2時間経過頃にあごから硬直が始
まるのですが、
その祖父の死亡推定時刻が・・・
実際にその女の子が「119番通報をする体験を」した
時刻と一致したのです・・・。
まだ、その女の子は、「車庫の消防車両、救急車両」を見学していたので、事情を急
いで先生に報告し、
女の子は先生と一緒に先に帰りました![]()
先生の話では、その女の子はとてもおじいちゃん子だったそうです・・・・。
女の子がジャンケンで偶然にも、先生に勝った時刻、おじいちゃんは女の子に
本当に助けてほしいメッセージを送っていたのかもしれません・・・・・・・。
自分が消防士になって初めて経験した、不思議な出来事でした・・。

お酒飲みたかった~~



