怒りって、なかなか難しいね | あっこちゃんの「あ〜人生はすべてぬちぐすい」ブログ

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セラピスト細川明子の日々いろいろ人生いろいろ。
日々いろいろ人生いろいろあるけれど、ぜんぶが命の薬(ぬちぐすい)なんだよね。

怒りって、

感情の中でも

なかなか難しいもの。

 

怒りって、

感情の中でも

とびきり受け入れがたいものだからね。

 

 

 

 

 

なんで受け入れがたいかっていうと、

だれかに受け入れてもらえない確率が高い、ってことに関係しているんじゃないかな。

 

だれかの怒りを受け止めるには、

ものすごいエネルギーが必要だったりする。

 

だれかの怒りを理解するには、

ものすごい勇気も必要だったりする。

 

ましてや自分にぶつけられた怒りは、

「攻撃されたっ!」って感じちゃうことも多いから、

「反撃するぞっ!」ってなることもあるだろう。

 

 

 

感情とインナーチャイルドは深く関わっているから、

どうしても

「わかってもらいたいっ!」という気持ちがともなってしまいがち。

 

誰かにわかってもらいたいっ!

 

あの人にわかってもらいたいっ!

 

あのひとにわかってもらえなきゃ!

 

あのひとにわからせよう!

 

 

そんな風になると、

その「だれか」や「あのひと」は、

気持ちをぶつけられた!って感じるから、

防御しようとする。

 

そうなると、さらに

 

なんでわかってくれないの!

 

わかってくれなきゃ困るじゃないっ!

 

わかって!

 

わかって!

 

わかれ〜〜〜〜っ!

 

 

と、どんどんぶつけていく。

 

そして、

相手は、どんどん守りを固めていく。

 

 

 

 

残念。。。

 

 

 

 

 

 

怒りって、火とか炎みたいなものじゃないメラメラ

 

怒りが出てくると

いろんなものを燃やしてしまうってとこも

なかなか難しくなる原因でもあると思う。

 

じつは怒りの陰に

寂しさや

虚しさや

不安や

心配や

ストレスや

孤独感

ほかの感情があることが多いのに、

怒りが出てくると

怒りの炎でほかの感情が燃やされてしまうメラメラ

燃やされなくても

怒りの炎が強すぎて、見えなくなってしまうメラメラメラメラメラメラ

 

 

 

 

 

そうなると

どんどん混乱していく。

 

誰に怒っていたのかわからなくなっていったり、

何に怒っていたのか

どんどんわからくなって、

どんどん混乱していく。

 

混乱するって

わけわからないってことなので、

ますます不安になったり、

不安定になったりして

いらいらして

 

また、怒れる!

 

 

 

 

 

 

世の中には

アンガーマネージメントっていう怒りのコントロール法があるようだが、

くわしいことは知らない。

 

私が今までの自分の経験や

ほかのひとを見てきて思うのは、

 

まず、

あまり早く感情に名前をつけてない方がいいんじゃないかってこと。

 

 

 

その感情って、

本当に怒りなんだろうか?

 

 

 

もちろん怒りもあるだろうけど、

ほかの気持ちもあるんじゃないかなあ。

 

もしかして

不安じゃないか、

さみしいんじゃないか、

心配なんじゃないか、

もしかして、疲れてないか?

 

わからないなら

わからないままで放っておいた方がいい。

 

まだ混乱していてわからない、ってことだから。

 

早くわかろうとして

誤解してしまうことだってある。

間違って決めつけてしまうと

さらに混乱してしまう。

 

そんなに早くわからなきゃって焦りは、

たぶん

子供の頃の経験につながっている。

 

親に

「どうしたの?」

「何があったの?」

「どうしてもらいたいの?」

「はっきり言いなさい」

って言われたり、

早く解決しなきゃ、

早く対応しなきゃってことを求められたことない人、いないと思う。

 

だから

今も

「わからないこと」に堪えられない。

「放っておく」なんていけないこと。

 

 

 

 

 

 

でも、

ひとって本当に複雑だから、

そんなに早く結論付けられないことばかりだし、

わからないことばかりだと思うんだよね。

 

なのに、

そんなに安易に結論付けたり、

解決したりしたら

さらにどんどん複雑に、ややこしくさせてくんじゃないかな。

 

 

 

 

例えば

私が何かに怒りを感じたとき、

 

けっこう

怒りを感じた対象は、ただの「引き金」にしかすぎないことも

たくさんあるもんだ、と気づいたの。

 

 

 

 

子供の頃から私にとって

怒りは苦手な感情だった。

 

怒りの存在に気づくのも苦手だったし、

怒りを表現するのも苦手だった。

 

そうなると自分の中に気づかない間に怒りが溜まっていき、

怒りに気づいた時には

コップいっぱいの怒りが溢れそうになっているとき。

 

そんな自分のパターンに気がついたら、

愕然としたわガーン

 

なんだ、この怒りのカケラはあのときのものだし、

別にカケラは、また別のときのものだし、

そんなカケラがコップいっぱいになって

ただ溢れているだけ。

それを目の前の

たまたま地雷を踏んじゃったあなたに

ぜんぶぶつけるのは、それって「濡れ衣」ってやつですよね〜ガーンガーンガーン

 

 

 

さらに気がついたのは、

そのコップの中にあるのは

怒りだけじゃなくて、

寂しさだったり、

不安だったり、

自己嫌悪だったり、

孤独感だったり、という

行き場のない気持ちだったのです。

 

それをぜんぶ相手にぶつけるのは、

それって、それって

ぜんぜん違うこと!

(気がついたら、きゃ〜〜、被害にあったみなさん、ごめんなさい!と、ひたすら心の中であやまったわガーン

 

 

 

 

自分の中のそんなことに気づいていけたのは、

患者さんやクライアントさんたちと

ていねいに

本当はどんな気持ちなんだろうって探っていけたからだと思います。

 

自分だけじゃなくて、

なんだ、みんなわかってないんじゃん、

みんな、複雑で当たり前なんだな、ってとこから、

私もやっと

「わけわからない自分」を受け入れられたのでした。

 

 

 

 

いまだに

わけわからないところだらけ。

 

またいつかわかるかな、って思ってるけどね。

 

 

 

ひとの心って、複雑で深い。

わけわからなくて、当たり前。

 

白か黒か、じゃなくてもいいんだよね。

 

白って言っても、いろんな白もあるしね。

黒って言っても、いろんな黒もある。

 

 

 

いろいろあるんだよね。

 

いろいろあっていいんだよ。