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一人息子・凸凹君の、発達障害や不登校や

お勉強のことを書いているブログです。

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こんにちは、凸凹君のママです。

突然ですが、みなさんは「左右盲(左右失認)」という言葉をご存じでしょうか。

正式な病名や学術用語ではありませんが、咄嗟に左右の判断ができない・左右の区別がつかない状態を指すそうです。

知能的に左右が理解できていないというわけではなく、落ち着いて考えれば普通に判断・区別できる状態です。

 

発達障害に関係しているかはわかりませんが、どうやら凸凹君は左右盲っぽいのです。

 

 

 

 

 

 

 

先日、学校で視力検査があったのですが、最初は「みぎ/ひだり」で答えていたものの段々怪しくなってきたようで、途中から「うえ上差し」「した下差し」「こっち右差し」「こっち左差し」と指差しで答えていました(笑)

不思議なことに、上下は大丈夫なんですよね。

上下盲(?)はあまり聞いたことがありません。

 

凸凹君は「右/左」の漢字の読み書きもできますし、もちろん意味も分かっています。

ガンプラも左右間違えずに組み立てられます(笑)

 

ただ、急に

「右だよ!」

と言われるとどちらかわからなくなってしまうようです。

判断できずにオロオロしているところに

「右だってば! み・ぎ!!」

と追い打ちをかけられると

「なんか、わかんなくなった~」

(ギャー!!)

とパニックになることもあります。

 

また、道を歩いていて右側に自転車が来たとして「自転車が来たから左側に寄って」と声をかけると、すぅ~っと自転車(=右側)に寄って行ってしまうこともありました。

凸凹君的には(左右は間違えているものの)言われた通りに動いているわけで、これがとても危ないんですよね。

 

家の中では、ほとんどの場合はこちらが待ってあげれば落ち着いて判断できるので問題ありませんが、外ではそうもいきません。

よくある「お箸の方/お椀の方」等の言葉で言い換えたりしてみましたが、凸凹君曰く「余計わからない」そうです。

 

そこで、私がとっている指示を伝える方法です。

 

①(言葉+)指や手で方向を示す

凸凹君の視界に入る位置で方向を指差します。

言葉なしでも指示が通るので、うるさい場所でもOK。

 

②肩や腕に手を添えて、動いてほしい方向に軽く押す

物理的に身体に伝えます。

凸凹君は腕を引かれるのは嫌いなようなので(理由不明)、反対側に手を回して押すようにしています。

 

③あえて方向を言わない

「自転車が来たから左へ寄って」ではなく

「自転車が来たから寄って」または

「自転車が来たからそっちへ寄って」

と言います。

自転車が来たからよけるということは理解しているので、ちゃんと自分で自転車を確認して自転車と反対側に寄ってくれます。

「凸凹君、自転車~!」だけでも十分通じます。

 

「左右」を言葉にすることで、何か脳内での処理が増えるのでしょうかね?

発達障害者には「こそあど言葉」はわかりにくいと聞くので、あえて明言するようにしていたのですが、それも時と場合によるようです。

余計な情報はない方が、判断しやすいという場合もあるようですね。