一人息子・凸凹君の、発達障害や不登校やお勉強のことを書いているブログです。

 

こんにちは、凸凹君のママです。

 

発達障害のある人は感覚過敏を持つことが多いそうで、凸凹君にもその傾向があります。

私は、凸凹君が少しでも過ごしやすくなれたらいいなと思い、色々と試して(試させて)います。

 

 

 

 

 

 

 

感覚過敏のひとつ、聴覚過敏。

凸凹君の場合は

 

  • 突然の大きな音
  • (知らない)子どもの甲高い声
  • 自分が参加していない会話

 

等に強くストレスを感じる場面があるようです。

興味深い(?)ことに、同じ「子どもの声」でも知っている人の声はそこまで負担ではないそうです。

本人もかなりの大声を出すことがありますが、自分の声は知っている人の声だから大丈夫なんでしょうか?(笑)

逆に、家族(=知っている人)同士の会話でもイラつきの原因になることがあるので謎です。

 

聴覚過敏だけが原因ではないかもしれませんが、いずれにせよ負担がかかっていることには違いないです。

負担がかかると余裕がなくなり、さらに過敏に反応してしまう悪循環に陥ります。

小学生になった頃からだったと思うのですが、こういった症状が強く出始め、困っていました。

 

 

そこで、聴覚過敏といえばまずはイヤーマフかなと思い、試してみました。

定番ですね

イヤーマフ

 

私も付けてみましたが、確かに周囲の音が小さくなり落ち着く感じがします。

聴覚過敏がある人ならなおさらでしょう。

とにかく周囲の音を小さくしたい、という場合には適していると思いました。

 

凸凹君も家の中や電車移動の際に何度か使っていて、一定の効果はあったと思うのですが、少し問題が出てきました。

 

眼鏡のツルとぶつかって痛い

凸凹君は、常にではないですが眼鏡をしています。

マスクもしているので、耳周りが気になってしまったようでした。

 

意外と重い・かさばる

ずっとつけていれば気にならないと思いますが、荷物として持っていると意外とかさばります・・・。

いざという時にサッと出してサッと装着!も難しいです。

 

会話ができない(相手の話が聞こえない)

おそらく、凸凹君にとっては、これが一番の問題だったと思います。

常におしゃべりしたい子なんですよね(笑)

 

基本的に音を遮断したくてつけるのがイヤーマフなわけなので、相手の声だけを通すのは無理ですよね。

ということで凸凹君のニーズには合わず、結局あまり使わなくなってしまいました。

 

 

次に検討したのが、最近よく聞くノイズキャンセリングイヤホンやデジタル耳栓です。

なんかかっこいい気がする

ノイズキャンセリングイヤホン

 

名前が・・・

デジタル耳栓

 

この2つの違いは、音楽が聴けるかどうか、だったかと。

仕組みは同じで、周囲の雑音に対し反対の音波を合成し相殺する・・・的な?

(私の理解では)

 

雑音は消し、アナウンスやアラーム(大事な音)は聞こえると紹介されていたりするので、凸凹君のニーズに合うかも?と思って検討しました。

ところが、やはり問題点が。

 

雑音も消えるが人の声も消える

超高性能なものなら違うのかもしれませんが、人の声だけちゃんと聞こえるわけではないですね。

そうそう上手くはいかないようです。

 

外音取込機能もあるけれど・・・

イヤホンを付けたまま、外の音を聞こえるようにできる機能がついているものもありますが、単純に全部聞こえるようにするだけなので凸凹君のニーズとはマッチしませんでした。

 

耳に良くない?

なんだかんだでイヤホンから音波が発生しているのと、耳に圧力がかかるとかなんとかで、小さい子どもにはあまりおススメできないようなことを言われました。

 

左右分離型が多い

失くします!

絶対失くします!

一体型もありますが、同機能でも価格が高くなるようです。

 

 

ノイズキャンセリングイヤホンもデジタル耳栓も、イヤーマフ同様に周囲の音をカットするためのものなので、やはり凸凹君のニーズにマッチしませんでした。

 

空振りかなと思ったのですが、イヤホンを探している中で良さそうなものに出会えました。

 

名前もいい

ライブ用イヤープラグ

 

ライブ用耳栓というものです。

結局は耳栓なんですが(笑)

本来はライブ会場の大音量で耳に負担がかからないようにするためのものみたいです。

これが、意外とニーズにハマりました。

 

騒音をカットするクローズドモードと、空気(音)を通すオープンモードの切り替えが可能です。

クローズドモードにすると周囲の騒音が大分軽減されますが、会話している相手の話は聞こえます。

声は少しマイルドになっている印象です。

自分の話し声もしっかり聞こえるので、無駄に大声になったりもしません。

ライブ用なので当然完全に音を遮断するためのものではなく、周波数により遮音性能が異なるようです。

この辺が、話し声は聞こえる理由なのでしょうか?

(よくわかってないですけど)

デジタル式ではないので充電不要なのもいいですね。

 

イヤーマフやノイズキャンセリングで気になった点も、このイヤープラグでは問題ありません。

軽い、かさばらない、騒音が軽減される、会話はできる。

そして、左右分離型ですがストラップ付!

これなら首にかけられるので失くしにくいです。

(失くさないとは言えなのがADHD)
 


凸凹君も気に入ってくれました。

 

外出時は特に効果が大きく、イライラや疲れがかなり減って、行動できる時間が長くなりました。

本人は最初はあまり自覚がなく途中で外してしまうこともありましたが、外した途端にイライラしだして逆に効果が実感できたことがありました。

やはり、周囲の音は負担がかかっていたようですね。

 

家ではお勉強の時に自ら使ったりしていますが、音の刺激が減ると集中が途切れにくくなるようです。

 

少しでも過ごしやすくなったのだとしたら、一生懸命探したかいがありました♪

 

もしかしたら学校でも効果があるかもしれないので、そのうち試してもらおうと思っています。

 

 

(恐竜博2023に行ったときに使ってみました)

 

 

 

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