この日は朝9時半ピックアップでウィーンへ移動します。
鉄道移動はやや面倒臭そうなのでシャトルバスというのを予約していました。
9人乗りのバンで、ワタシ達以外は韓国人カップル達。
お疲れのようで、皆さん最初はスマホを触っていたかと思うと、ウィーン西駅近くに到着するまでの約3時間、ぐっすり眠ってました。
ワタシもオットーも景色を眺めるのが楽しくて全然眠くならなかったですが、折角遠くまで出かけてきて何だかモッタイ無い感じがします。
バンは至って普通の道路を走っていくので畑や森や小川、民家どれを見てもワタシには新鮮でした。
ウィーン西駅は大きくてあまり治安が良くないと言われているせいか、自販機でチケットを買おうとすると即時に女性の係が出てきてヘルプしてくれました。
Uバーン(地下鉄)に乗ってカールスプラッツへ向かいます。
おひとり様旅行の時に何度も乗り降りした駅です。
ホテルの名前が「オペラ座から900メートル」部屋は1LDKでした。
簡易キッチンが有って、バルコニーでは煙草が吸えてエアコン付。
早目にチェックインが出来たので、ナッシュマルクトへお昼ごはんを食べに行きました。
オットーが何やかんやと言う割に無難なモノを食べることに。
滞在に土曜日が絡んでいたら蚤の市があるのですが、今回は合いませんでした。
以前こちらの市に来た時にはリトアニアからアンティークリネンを売りに来ているおじさん達がいて、ノリやら笑顔の感じ、茶色い歯の抜け具合なんぞがエミール・クストリッツァの映画に出てくるキャラっぽくて楽しかったので、またあのおじさんが見たかったのですが。
リネンは玉石混交でしたが、手頃なホームスパンも扱っていたので、ちょっと残念です。
部屋に戻って着替えたら夜8時から楽友協会ホールでコンサート、それまで散策することにしました。
リングを走るトラムに乗りたいというオットーのリクエストの通り、オペラ座前でトラムに乗りました。
オペラ座では前のスクリーンで上演中のオペラを観ることができます。
オットーは憧れの地でぼんやり歩いています。
7時過ぎにホールに到着、入場しようとしたのですが2人分プリントアウトしたチケットなのにオットーが持っているのは1人分だけでした。
ここまで折角トラブル無しで来たというのに、やられた!と言うか、やっぱり、という感じです。
今回のはフィリップ・ジョルダン指揮 ウィーン交響楽団 ベートーベン第九番、正直言ってワタシは余り興味が無いプログラムですが、オットーはとても楽しみにしていたので、オットーを入場させてワタシはホテルにチケットを取りに戻りました。
ホテルに戻って探しても見つかりません、スマホにメール添付のPDF保存はやったことが無いので、フロントにノートPCを持って行ってプリントしてもらいました。
早くホールに行かないと演奏中は中に入れてもらえなくなるので、必死で走ります。
楽友協会ホールだからとおしゃれしてましたが、珍しくパールのネックレスにお揃いのピアス、フリルのブラウス、それでも足元はランニングシューズでガチ走ったら間に合って着席出来ました。
座ったもののぽたぽたと落ちていく汗が止まりません・・・。
CD録音をしているコンサートなので演奏者も聴衆も気合いが入っている感じです。
顔を洗いにトイレに行きたいけれど動けません・・・。
無事に終わりました。
オーケストラのやや後方になる2階バルコン席なので指揮者や歌い手がよく見えて良席でしたよ。
バルコン最前列で熱心に聴き入っていた男性がスタンディングオベーションをしないので回りのオバちゃん達に肩をたたかれていたのですが、彼は最後まで座ったままでした。
ホールを出てから、彼が2メートル近い長身だからだと理由がわかりました。
ベージュのスーツに髪を綺麗になでつけた好青年でしたよ。
ホールの廊下です。
余り写真撮らないでと言われました。
部屋に戻ってスーパーで買っていたおつまみとケーキやワインをいただきました。
ハムの上に絞っているのはキューピーのマヨネーズ♪
ちなみにもう一人分のチケットはオットーのリュックから出てきましたよ。
明日は旅行最終日、明後日の早朝帰国です。
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