その1に引き続きお付き合いくださいませ。
さて、いよいよ大本命の筑豊電鉄2000形に取り掛かります。
この電車は自分の鉄道趣味に入るきっかけであり、思い入れはたっぷりです。
ウキウキ気分で始めます。
筑豊電鉄2000形と一口で言っても、いろいろなタイプがあり、プロトタイプ選びが大変でした。
元々福岡市内線の電車で、すでに廃車されてしまった2001号の入線時を選び、作製していきます。
ですが、入線時の資料は写真も含めて僅かで、なんとか残っている写真と以前帰省したときの写真で作製していきます。
まずは大まかに車体の形から作製します。
基本寸法だけは分かっていたので、枠で囲んでその中に作りこんでいきます。
線が曲がっているのは、iphoneでPCの画面を撮ったからです。
それにしてもイメージが違うので、写真と照らし合わせてみると、原因が分かりました。
窓の上下寸が足りなかったのです。
何とか自分のイメージに近いものを作りあげ、窓の表現もしてみました。
若干納得いかない部分もありますが、とりあえずこのままで進めていきます。
この形式もパンタグラフが製品化されていないので、作製します。
これも可動をさせるべく、設計しました。
台車もKL-13台車を作成し、ディティールを加えていきます。
資料が少ないので、ほぼ適当ですが・・・
組みあがったところで、再びばらして、プリントの準備に入ります。
出力の向きを考えながら配置していきました。
手前の2007号は竣工時よりヘッドライトがシールドビーム化されていました。
また、方向幕が大型で異彩を放っていました。
いろいろ差異がありますが基本的な形は一緒なので、作り分けは案外簡単でした。
むしろ大変だったのは北九州線の連接車で、同じような顔に見えて、実は窓寸などが違います。
ほぼ全部作り直しました。
この車輌は保存車があるので、近々採寸に行こうと思います。
この後、さまざまなタイプの2000形データを作ります。
入線時型・シールドビーム化型・クーラー搭載型・サッシ改造型・現行型・・・
2001と2004、2007をプロトタイプとして、各種作り分けています。
データを作っても、出力するのは高いので、とりあえず作るだけ作って塩漬けにしておきます。
さて、これを設計している最中に3000形の出力が終わり、送られてきたので、次回はそれを紹介します。
その3へつづく。