霊気はキリストそのもの | 霊気療法のブログ

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霊気について、いろいろな事を書いて行きたいと思っています。

霊気とはキリストそのもの

霊気とは何か?これは、霊気の語源についてではなく、霊気そのものはどのようなものなのかとの問いです。
土井裕氏著「癒しの現代霊気法」によれば、臼井先生は次のように説明しました。
1)全ての存在の根源
2)高次元の存在から発せられる
3)純粋な光
4)愛の波動
霊気には、以上4つの説明がなされています。一つ一つを理解するのは、それほど難しい概念ではありません。
しかし、問題はこれら4つの側面を持つものとは、いったいどんなものなのでしょうか。
まず、言葉どおりに解釈をするならば、「宇宙の創造者」みたいな存在がいて、そこから発せられる、何かのエネルギーがあり、その宇宙エネルギーが、全ての「物質や生命の根源」になっていて、それは、エネルギーとしての「光」であったり、エネルギーでも物質でもない「愛」でもある。
こんなところでしょうか。

ここで私が注目したいのは、このような概念が聖書に記載されている事実です。
では、その個所をいくつか抜粋しましょう。


ヨハネによる福音書/ 01章 01節―04節
初めに言(ロゴス)があった。言は神と共にあった。言は神であった。 この言は、初めに神と共にあった。
万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。
言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。

聖書における神は、日本の神々とは異なり宇宙の創造主であり、絶対唯一の存在で、人知を超えた超越者、高次元の存在と考えられています。
高次元の存在である神と共にあり、万物を創造したのが日本語では「言」と翻訳されている「ロゴス」です。「ロゴス」はギリシャ語で、ここでは古代のギリシャ哲学で使われた一つの概念として、考えられています。
その「言」「ロゴス」は命の源でもあり、また、光でもあったと書かれているわけです。
聖書における「ロゴス」は霊気の説明における1,2,3と共通している事が確認できます。

次に、「愛」についてです。
ヨハネの手紙一/ 04章 07節―10節
愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。愛することのない者は神を知りません。神は愛だからです。
神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。
わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。

宇宙の創造主であり、高次元の存在である神ですが、それは「愛」だと書かれています。聖書に書かれている「神」の実態と言うか本質は、実に「愛」なのですね。
その神の愛が具現化したのが、「独り子、御子、がこの世に遣わされ」て罪を償い、私たちが生きるようになる事です。
さて、神は愛ですから、さきほどの「ロゴス」も神と共にあり、神でもあるので、「ロゴス」も「愛」ですね。
これで、「ロゴス」は霊気の4つの説明とまったく一致する概念となりました。
次に、「ロゴス」と「独り子、御子」との関係です。

ヨハネによる福音書/ 01章 14節
言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。
17:ヨハネによる福音書/ 01章 17節
恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。

神のエネルギーである「ロゴス」が肉体を得て、私たちの地上に来ました。それをまず、「独り子」と表現しています。
そしてその「独り子」とは「イエス・キリスト」だと言うのです。
つまり、聖書によれば、キリストは次のように説明できるわけです。
1)全ての存在の根源である。
2)高次元の存在としての神から遣わされた。
3)人間を照らす光である。
4)神の愛の具現化である。

キリストは十字架の死後、復活したと言われています。それはつまり霊体として、地上の全てのものに関わりを持ち、光を与え愛を注いでいると、弟子たちが霊的な体験を通して表現した出来事でした
もう少し具体的に霊気との共通点を述べておくならば、キリストは手を触れることで、多くの病人や精神病患者を治療しました。その能力、そのキリストのエネルギーは弟子たちにも受け継がれ、弟子たちも多くの奇跡的な治療を行いました。
霊気療法とは、キリストの癒しの業そのものであり、キリストを霊的な存在として考えるならば、霊気療法はキリストそのものと言う事ができるでしょう。


なお、数年前に書いた「霊気の語源を発見! 」や「臼井式霊気療法の古代の源流(レイキヒーリングのルーツ)その1 」などと合わせて読んでいただけると、なお一層理解が深まります。