※前々回の続きです。
霊感アンテナは睡眠中、見えない世界で、前後、左右、上下に、思いっきりさらされています。
なんでも拾う状態ですが、それでも故人からのメッセージはストレートに受け取れないのが、「普通」です。
霊感アンテナの感度は人それぞれですし、その日の体調や精神状態によっても、感度が変わってきます。
精度が低い日もあれば、すごく高い日もあるわけです。
精度が高い日であっても、故人のメッセージを正確に知るのは難しいです。
メッセージを受け取るのが、寝ている時だからです。
起きた時に「知る」「気づく」には、「夢」に反映させなければなりません。
「夢」に反映させる作業は、「脳」がかかわってきます。
よって、ストレートに反映されないほうが多い、というわけです。
たとえば、3回忌の法要をしたお礼に、亡くなった祖母が夢に出てきたとします。
「一段高いところに上がったよ。お供え物のお花に癒やされた〜。法要をしてくれてありがとう」
霊感アンテナの前に立って、このように言ったとします。
これを夢で、どのように表現するのかは、人によってさまざまです。
脳が、「一段高いところに上がった」を「ジャンプ」、「癒やし」を「温泉につかる感じ」と連想すれば。祖母が露天風呂でジャンプしていたりします。
もっと複雑な連想では、「一段高いところに上がった」を、パワーアップしたと受け取って「若返り」に、「癒やし」をふわっとした状態、イコール「昼寝」と連想すると、祖母はえらく若い姿でお昼寝をしていたりします。
ここで、私の例です。
夢の中でスマホが鳴って、画面には父の名前が出ていました。
これも、変換しているのです。
父は知らせに来たのでしょう。
電源タップがどうもあかんっぽい、危ない、と。
魂はそのまま受け取っていますが、脳が、緊急だ! ということで、「電話がかかってくる」と変換したのです。
私は父と電話でゆっくりと会話をすることがなかったので、というか、父から電話がかかってくることはありませんでした。
ですので、父からの電話、という夢を見れば「何かを知らせに来たに違いない!」と思うわけです。
それで、このような夢になったようです。
さて、ここでですね、
では、変換された夢をどう解釈すればいいのか……というお話です。
これは、自分の感覚そのままで考えます。
それがコツです。
先ほどの例ですと、祖母が露天風呂でジャンプしている、という場合、露天風呂を「自分は」どう思うか、です。
人がどう思うのかは関係ありません。
癒やされる、気持ちいい、リラックス、恥ずかしい、など、さまざまな印象があると思いますが、ここは「自分が」どう思うのか、という、「自分の考え」で解釈します。
というのは、夢は、自分の脳が連想したものだからです。
ジャンプも、嬉しい、張り切っている、元気、ステップアップ、など人によって違うと思いますが、自分の感覚で解釈します。
このように、亡くなった人からのメッセージは変換されるのが普通なので、亡くなった人が何かを伝えにきたら、ちょっと考えてみるといいです。
成仏の知らせなのか、お礼なのか、生まれ変わりの報告なのか、警告なのか……
たぶん、なんとなくでも「こうかな?」というふうに気づけると思います。
ちなみに、霊感アンテナの感度が最高にいい日で、受け取る側のコンディションもベストな状態、脳が介入しなかったという場合は、故人のメッセージをストレートに受け取れます。![]()
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