「龍で開運!」という本に、龍がいる神社として書きもらした「椿大神社」に行ってきました。
写真は前回の記事でご紹介しています。
境内に入って、参道を歩き、そこで「ん?」と思いました。
あら? こんなに神々しい神社だった? と思ったことと、ほんの少しですが、異世界? という雰囲気を感じたからです。
拝殿に行くと、一の眷属の龍がいました。
龍は変わっていません。
とりあえず、ご挨拶をして、書きもらしたことを報告しました。
それから、一旦、神社を出て、登山口へと向かいました。
神様にお話を聞こうと思ったのです。
前回同様、「椿の杜」の入口よりも、もっと先に行きました。
神様とコンタクトができるところまで行って、「書きもらしたのは、神社に何か変化があったからかもしれない、と思って参拝に来ました」と言うと、
「変化に気づいたか?」と、神様が笑顔で聞きます。![]()
以前よりも神々しいと感じたことと、異世界? の雰囲気がちょっぴりあるように思いました、と言うと、
「見えなかったか?」と、明るく質問されました。
え? 何が? なんのこと? と首をかしげていたら、
「よく見てみよ」と言います。
そこで、神様と一緒に、境内を見たら……
なんと! 小人のような存在が、境内のあちこちにパラパラといるのです!![]()
身長は、70~80センチくらいでしょうか。
ちょっと変わった姿をしていて、頭にツノが、2つあります。
そのツノは円錐形ではなく、前回の記事に載せているイラストのような、ちょうちんアンコウのツノです。
それは、実際の、実物のちょうちんアンコウのツノではなく、「イラストに描かれる」ツノです。
頭から少し伸びて、先のほうがチョロンと垂れており、先端は丸い玉になっている……という形状です。
それが、頭(額の上)に2つ、ついています。![]()
ぱっと見、小人ですが、子どもではなく、おじさんというか……
福助のような感じで、年齢は不明です。
そして、お腹が、ぽよよーん! と出ています。
すごく出ているのです。
上半身は裸ですが、蓑みたいなものを腰につけています。
それが、境内にけっこうパラパラといました。
「神様……誰ですか、この者たちは?」
「なんだと思うか?」
「天狗? でしょうか?」
神様はニコニコしたまま、私を見ています。
「天狗じゃないんですね。えっと、ツノがあるから……まさか……鬼?」
「そうだ」
え? ![]()
えええーっ! 鬼!
あの姿で、鬼!!!
「お前は、鬼とはこういう姿だと決めつけていないか?」
そう言って、神様が見せてくれたのは、典型的な鬼でした。
怖い顔をしていて、円錐形のツノが1本、もしくは2本頭にある、棍棒を持った筋骨隆々の姿です。
赤鬼とか青鬼です。
そして、「こういう鬼もいる」と、境内にいる小人の鬼たちを、ふたたび見せてくれました。
鬼にも種類があると言います。
天狗に種類があることはここ数年で知りましたが、鬼にも種類があるのですね〜。
でも、そこで、思ったのが、「ブログに書くのは、勇気がいるなぁ。
」でした。
実際に見ると、本当に変な姿なのです。
鬼なのに、そのツノおかしくない? とツッコミを入れたくなります。
しかも、「神社に」鬼がいるのです。
「神様、どうして鬼がいるのですか?」
鬼というのは、善悪の区別をつけない、と神様が言います。
善悪がわからない、と言ってもいいかと思います。
ですから、鬼たちの上にいるのが、役行者さんとか神様、仏様だったら 上に従って、全員がいいほうに傾きます。
よいこと、よい仕事をするわけです。
上にいるのが悪いものだと、上に従うので、悪いことを平気でするようになります。
鬼自身は悪者ではありません。
わからないだけなのです。
なので、上にいるものがすることをお手本にして、真似をするわけですね。
鬼は働き者ですから、よく働きます。
働くのが好きだそうです。
たしかに、見ていると、椿大神社にいる鬼たちはちょこまかと嬉しそうに働いていました。
「鬼たちがここにいるのは、修行のためですか? 神様がどこかから預かったのでしょうか?」
神様のお話は続きます。
椿大神社は、最近になって、多くの人が訪れるようになりました。
この神社には歴史があるので、「最近」と比較するのは、鎌倉時代や室町時代です。
江戸時代と比べても、参拝者は爆発的に増えています。
神様は、山岳系の神様ですから、山岳地帯から広がる地域の環境を守る、その地域の動植物を守る、というお仕事があります。
というか、それが本来の神様のお仕事です。
人間の願いを叶えるのがお仕事ではありません。
太古の大昔から、大事なお仕事があるわけで、従っている眷属もそのお手伝いをしています。
眷属はさらに修行もしています。
神様も眷属も忙しいのです。
けれど、その忙しい合間をぬって、人間を助けているわけです。
参拝者が、どどーんと増えたからといって、願掛けを叶える数を、ばばーんと増やす、ということは難しいそうです。
そしてここ数年、非常に丁寧に、一生懸命に、願掛けをする人が増えてきました。
叶えてほしい願いについて、自分の考えや、現在の状況、叶うとどう助かるのか、などを、神様にわかってもらえるよう、省略せずに、丁寧に話す人が多くなったと言います。
このように、礼儀正しく願掛けをする人、信仰心の厚い人を見ると、神様も眷属も、「願いを叶えてやりたい」と思います。
ですが、本当に忙しい時は無理です。
そこで、鬼を使うことにしたそうです。
鬼は、そこそこの力を持っています。
そんなに大きな力ではありませんが、人間の願いを叶えるくらいはできます。
鬼を使うことによって、叶えられる願掛けがぐんと増えます。
椿大神社は、現在、鬼たちが神様や眷属と一緒になって、せっせと働いています。
鬼たちは、せかせかと、すごく楽しそうに働いていました。
「一の眷属の龍が、神様としてどこか別の神社のご祭神になったのかもしれない、と思いましたが、さっき、拝殿にいる龍がチラッと見えました。変わっていないのですね」
そう言うと、神様は、ふふふ、と明るく、楽しそうに笑って、
「見るか?」と言います。
そして、鬼たちが来てすぐの頃の、映像を見せてくれました。
※あまりにも長いので、2つに分けます。続きます。![]()











