「喪」について、質問が多く届いているので、「考え方」について補足をしておきます。
Aさんはお友達のお葬式に参列しました。
ここで、喪がつきます。
Aさんは、翌日から7日間、喪がついた状態です。
自宅にある神棚の神様は、Aさんについている「喪」が苦手です。
なので、白い布で神棚を隠します。
Bさんはお通夜やお葬式に参列していないので、喪はついていません。
このBさんが、Aさん宅に遊びに行きました。
神棚は白い布で囲ってあるし、Aさんには喪がついています。
Aさん宅に入ったBさんが、帰宅したあと、Bさんちの神棚の神様は大丈夫なのだろうか……
と悩む方がいらっしゃるようですが、大丈夫です。
喪は伝染しないからです。
ご遺体に接しない限り、喪はつきません。
なので、神棚が白い布で囲ってあるお宅に行って、喪がついた人と長時間一緒にいても、喪がつくことはありません。
行ったのが、忌中(そこに住んでいた人が亡くなって、49日たっていないということです)のお宅だったとしても、喪がつくことはありません。
では、喪がついているAさんが、Bさん宅に遊びに行くのはどうかと言うと……
これはBさん宅の神棚の神様に失礼になります。
Bさん宅の神様も、Aさんについている喪が苦手だからです。
Bさん宅の神棚に囲いはありませんから、ダイレクトに響きます。
喪がついている人は、神棚があるお宅に行くのは、遠慮したほうがいいです。
つまり、神棚を持っているというお宅は、喪がついている人を招待するのであれば、
神棚に(眷属が来て宿っていると思われるおふだなども)、囲いが必要です。
【追記】
葬儀関係のお仕事、ターミナルケアのお仕事をなさっている方をはじめ、
お仕事で喪がついてしまう方のために、空海さんが喪がつかない方法を教えてくれました。
詳細は『神様のためにあなたができること』という本に書いていますので、よかったら参考になさって下さい。
ペットの喪についても、何通か質問が届いております。
ペットについては、こちらの記事に詳しく書いています。