以前の私は、幽霊を見るのがイヤでした。
もうこれ以上、見たくない! と思った時に「絶対に幽霊を見ない!」と心に決め、見ることを拒否しました。
強い意思でそう決意すると、そこからは、「ぼ~っとしてうっかり見る」以外は、ほとんど見なくなりました。
それから時がたち、スピリチュアルなことを皆様にお伝えするようになって、私に、大きな変化がありました。
幽霊を「見てもいいか〜」と、受け入れられるようになったのです。
すると、けっこうな数の幽霊を見たり、幽霊から話を聞いたりするようになりました。
幽霊を見て重要なことに気づいたり、幽霊に大事なことを教えてもらったりもしました。
そのようなことを続けているうちに、私の、見えない世界のわかる範囲が、ぐ~んと広がったのです。
神仏だけでなく、いろいろな存在がわかるようになりました。
「魔」の要素を持ったものや、「妖」の存在、「妖」パワーの詳細などが理解できるようになったのです。
以前の私は、「妖」がわかる能力が低かったせいか、「妖」パワーを持ったご祭神がいる神社にたどり着くことができませんでした。
先日、そのご祭神に会い、前回たどり着けなかった理由が判明したのでした。
見えない世界の視野が大きく広がると、興味深いものが見えますし、逆に、怖いものも見えます。
けれど、知れば知るほど、奥が深いことに驚きます。
神仏以外の多くの存在を知り、その多様性に気づき、あらためてわかったことがあります。
山岳系神様のすごさ、です。
パワーやエネルギーが巨大で強く、とても神々しくて、偉大な神様です。
けれど、威張っているわけではなく、常に人間を慈しんでくれます。
ハンパない優しさをお持ちなのです。
人間の願いも、なんとかして叶えてくれようとします。
人生を変えたいという人のためには、天空の神々に交渉をしに行ってくれます。
そこまでしてくれる神様、できる神様というのは、なかなかいません。
見えるものが多くなるにつれて、山岳系神様のすごさがひしひしと感じられるようになりました。
そこで! ですね、
何度も「ひぃ~」と、卒倒しそうなほど悔やんでいるのが……
「この神様方を、どうしてもっといい呼び方にしなかったのか……」ということです。
安易に「山岳系神様」などと呼び、それを多くの本に書いてしまったため、今さら変えることができず……
なんだか申し訳ない~、すみません〜、とたまに頭を抱えています。
7月3日発売です。