日本から出発してダラス空港に到着し、そこでの入国審査のお話です。

 

私を審査したのは40代くらいの男性でした。

 

まずは指紋を取られました。

 

私の前にある台の上に、スマホよりちょっと大きめのカメラがあり、そこに5本の指を置くように言われます。

 

「えっと? こう?」と、日本語で言いながら指を置くと、

 

「こういうふうにして」と言います。

 

で、その通りにすると、

 

「緊張しないで。リラックスして」と言うのです。びっくり

 

わざわざ言うくらいですから、緊張しちゃダメなのでしょう。

 

もしかしたら、指も緊張していて、フラットにカメラに接していないのかも? と思った私は、「リラ~ックス」と自分に言い聞かせ、肩の力をストンと抜きました。

 

すると、それを見ていた審査官が、下を向いて「フフッ」と笑っていました。

 

次に、いきなりこう聞かれました。

 

「今日、これからどこへ行く?」

 

へ? びっくり ですよね。

 

たいてい一発めの質問は、観光か? とか、何日滞在するのか? ですから、珍しいです。

 

んで、答えました。

 

「アルバカーキ」

 

「何しに?」

 

「ロズウェルに行きたいんです!」

 

「なんで?」

 

「え? 理由? だって、ロズウェルはUFOが墜落したところですよね?」

 

と言ったあとで、ふと思いました。

 

ユーフォーって、もしかしたら和製英語かも? ユー・エフ・オーと1個ずつ言わないとわからないのかも?

 

そう思ったのですが、いや、ここは正しく言うべきだと思い、

 

「Unknown Flying Object ……違うわ、えっと、なんだっけ? Unidentified ? Flying Object……?」とモタモタしていたら、

 

入国審査官が、もういいから、みたいなジェスチャーをし、また下を向いて「フフッ」と軽く笑っていました。

 

「1人?」

 

「はい」

 

「親戚とか友人とかアメリカにいないの?」

 

「いません」

 

「完全に1人?」

 

「ええ、私だけで旅をします」

 

「何日?」

 

「14日間」

 

「ほぉー(笑)」

 

「食べ物を持っていたりしない?」

 

「持っていません」

 

「リンゴとか、クッキーとか、食べかけでも持っていない?」

 

「持っていません」

 

「オッケー」

 

とまあ、なんだか世間話のような、軽い会話で入国を許可してくれました。

 

若い女性だったら、売春をしに来たと疑われて入国を拒否されることもある、というニュースを見ましたが、私は完全におばちゃんなので問題なしでした。

 

でも、たぶんですが、予約した航空券やホテル、美術館のチケットなんかが審査官のパソコンで一覧になっており、それを入国審査の時に見ているように思います。

 

なので、ある程度、しっかり予約をしていたら、個人旅行の一人旅でも大丈夫なのでは? と思いました。

 

というわけで、お話はロズウェルへと続きます。ニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

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